「美食の王様 ベスト200皿」最新版を購入

今年はまともな「夏」があるのでしょうか。急に台風が発生したようで、今日から又雨が降り続くようです。梅雨が明けてから雨の日が多くなった気がしますが、時期ものの商売(海の家とかビアガーデンなど)への影響は大変なものがあると思います。
投票日までの期間が長すぎて埋没気味の衆院選にかわって今一番旬な話題が酒井法子の覚醒剤問題でしょうか。
最近はネットで買えるとか、したり顔でコメンテーターが言っておりますが、それなら当局は簡単に発信元が特定できるではないか。
売人の挙動を隠し撮った放送ものまでありましたから、本気なら片っ端から検挙できるはず。尾行して上流を突き止めることも可能ではないか。暴力団組織への捜査も甘いのではないか。
「ねずみ取り」や「覆面パトカー」に精を出している場合ではないと私は考えます。
さて掲題にあるオコチャマ本をアマゾンで購入しました。7月に出版したばかりだというのにあまり売れていないのでしょうか、ランキングは今朝の段階で8万チョイ。レビューもついておらず、全然話題になっておりません。
送られた本を手にとって不人気に納得。わずか160ページでカラー写真がついているとは言え価格は1575円。かなり高いと感じてしまいます。
そして中身を見て更に納得しました。彼は2つの変な拘りを持っているようです。
まずは写真。自分で撮影することに凄い拘りを持っていると漏れ聞きますが、ほとんどの写真のピントが甘すぎです。
被写界深度を浅くして「ぼかし」を狙っているつもりなのでしょうが、ピントの合っている部分が少なすぎです。添え物だけではなく肝心の主役の料理自体もほとんどピンが合っていないのですからビックリです。カメラにちょっと興味を持つとすぐ「ボケ味」を出したがるのが初心者の習性なのですが、TPOを考えなければ単なる自己陶酔の「空回り」。最近は深度を深くして全体にピントを合わせる料理写真が主流のはずです。
餅は餅屋に任せた方が読者のためにも、そしてひいては出版社のためにも良いでしょう。少しは売れ行きが伸びると言うことで。
そしてもう1つの拘りが「ジャンルを問わないごちゃ混ぜランキング」であります。フレンチやイタリアンに限らず、中国料理や和食を超えて「ラーメン」まで一緒くたにランキングしているのは理解不能。
例としてベスト5を挙げてみますと
1、 フォアグラ         Hajime
2、 仔牛と牡蠣のタルタル  sinichi sato
3、 藁で炙った仔鳩     龍吟
4、 冷製牡蠣        エディション・コウジ・シモムラ
5、 喜多方ラーメン     麺や 七彩
このほかベスト200には、炙りトロや西瓜ジュース、煮込みにハヤシライス(例のフレークもの)などまで入っています。
どんな基準でこれらの料理を一律に評価してランキングできるのか。ほとんどの人が疑問に思い胡散臭さを感じてしまうのではないでしょうか。
歌手をランキングするのに、美空ひばり、エディット・ピアフ、サラ・ブライトマン、ダイアナ・ロス、和田アキ子、石川さゆり、モー娘、はるな愛などをごちゃ混ぜにしているようなものではないですか。
こんな企画はかなりの無理があり、読者に支持されるはずがないと思うのですが、筑摩書房とその編集者のオコチャマへの「思い入れ」が半端なものではないことだけはわかりました。
友里掲示板
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