「東京いい店○れる店」を再読中

レストラン紹介本(評価本も含めて)で最高の名著と私が考えているホイチョイ・プロダクションズの「東京いい店やれる店」。
この本を読んでの私の戦歴結果をお話しすることはできませんが、当時は膝ポンの連続で田中康夫の「いまどき真っ当な料理店」と共に、今の友里征耶のベースとなった本であります。
最近知人との間でこの本が話題になりまして、書棚を探しまくって引っ張り出してきました。

掲載されている店のデータが古く、既に閉店している店もかなりありますが、書いてある「理論」(女性を口説く)は今でも立派に通用するのではないか。
「食い逃げ」に関する意識調査(彼と深入りせず何回まで食い逃げしてもOKと思うか)、75センチの「空間行動」の理論(この間隔に無理に入り込めば女性はやがて好意を抱くようになる)、直球(豪華フレンチやイタリアン)だけではなくカーブ(カウンター和食)を有効に使って打ち取れ(口説き落とせ)、など

参考にさせてもらったなー

と一人でニヤついております。一説には20万部も売れたというベストセラーなのに、なぜ廃版になったのか。新しいシリーズが発売されないのか。
東京最高のレストラン」や「ミシュランガイド」のように、たいして代わり映えせず売れない本を毎年出すくらいなら、この名著の最新版を出してくれと願う往年のファンは多いと私は考えるのです。

人によって強弱はあると思いますが、男が女性を食事に誘う最終目的は誰でも同じはず。こんな事をいうとシェフや板長に怒られるかもしれませんが、男性が女性と行くレストランを選ぶ真の条件は、

その店がおいしいかどうかではなく、その店に女性を連れて行けば最終目的を果たせるかどうか

というコンセプトに絞った点が今でも斬新に感じます。

当時と違って更にしたたかになった女性相手に、3回以上「食い逃げ」されている男性諸君も多いのではないでしょうか。かくいう私もそんな経験がありました。

フレンチやイタリアンとジャンルが偏っていないか
カウンターのコーナーを有効に利用しているか

中古本しかないですが、そんな現状を打開したい方にオススメのレストラン紹介本、もとい、女性攻略指南書であります。