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昨日のTPPに関する友里ブログについて読者の方からメールをいただきました。

日鉄住金(新日鉄)やJFEの競争力はアメリカの鉄鋼メーカーに比べてはるかに強い
もし国内のJIS規格が変更されたとしても対応はそれほど手間をかけないでできる

ご指摘のように日本のミルメーカーは世界での競争力があるのかもしれませんが、日本国内の販売価格は海外基準と比べてはるかに高いのではないか。
友里の技術者時代(単なる理系出身のサラリーマン時代)は

鉄(普通のSS)1トンが10万円

と言われておりました。実勢価格は5万円前後だったのですが、世界標準はもっと安いのではないでしょうか。
また俗に言うステンレスでありますが、日本は鉄の数倍の付加価値をつけておりましたが、世界標準ではそれほどの付加価値がないのではないか。
若い頃ちょっと調べたのですが、ステンレスチューブ、アメリカと比べて倍近かったと記憶しております。

SSだけではなく鋳鉄管、いや飲料から食べ物まで、ほとんどの製品(NYのホテル宿泊費を除いて)において

日本はアメリカより高すぎる値付け

ではいでしょうか。

パリなどコース30ユーロのビストロでも、ミネラルはシャテルドンが普通に出来てきますが、その価格は数百円。
日本のグランメゾンでは

1500円前後

は請求されるのではないか。確か明治屋などで見た小売価格は1000円近かった記憶があります。
牛肉だって、脂ギトギトの和牛より肉の味がしっかりするアメリカプライムビーフの価格は格安。

TPP参加で聖域なく関税が撤廃され、参入障壁といわれる各種規制がなくなると

日本での製品価格は総値崩れ

してしまうと友里は考えます。
一消費者としては嬉しいかもしれませんが、それも収入(給料)が現状を維持できることが大前提。
アメリカのように

総資産の98%をわずか数%の富裕層が所有している(要約)

という格差社会がすぐ目の前に迫ってくるかも。
皆様には明日、かならず投票所へ行っていただきたいと思います。

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