取り巻き連中が無能だと思っていたのですが、どうやら本人自身の資質に問題があったのではないか。あのトヨタの創業家社長の話であります。今週は「オリンピック週間」のはずだったのですが、トヨタに関しても話題が満載でありました。
17日の社長会見では
公聴会には現地法人の社長を出席させ、自分は日本でバックアップする
と言っていたのにアメリカ議会からも招致を受けて自らの出席を昨日発表した豊田社長。どうしてこう二転三転するのでしょうか。
私は戦陣へ打って出たがる若殿を、無能な側近が体を張って止めているのかと思っていたのですが、次の言葉を聞いて考えを変えました。側近ではなく、豊田社長自身の器に問題があると。
繰り返すが、行くか行かないかは私の意思では決められない。あくまでも委員長からのインビテーション(召喚)があって初めて行けるというステップなので、この点は是非とも皆さんにも理解してもらいたい。私が決められる話であれば、先日の記者会見でもそう言ったはずだが、そういうステップではなかった。ただ、これで私も晴れ晴れと行かせてもらえることに感謝申し上げたいし、全面的に協力したい
?昨日の記者会見の詳細な問答は以下のURLをクリックして下さい。
http://gazoo.com/NEWS/NewsDetail.aspx?NewsId=ae01b397-6875-4f2d-b1dd-b433f97120ca
負けず嫌いというか、意地っ張りというか、多分気が小さいのでしょう。素直に認めることをせず、虚勢を張りたがる彼の言動で「こりゃアカン」と私は思ったのです。
呼ばれていなかったから行かないと言っただけ?
よくまあここまで詭弁を弄すると呆れてしまいました。私でも行かないと発言すれば呼びつけられると予想したアメリカ人気質。
「呼ばれていないが自ら出席してアメリカの皆さんに説明したい」
と言っておけば良かったのです。
ただ、これで私も晴れ晴れと行かせてもらえることに感謝申し上げたいし、全面的に協力したい
なんて単なる「負け惜しみ」というか虚勢だけではないか。もっと前に
「呼ばれていないがぜひ公聴会へ出席して、トヨタの安全性と正当性を説明申し上げたい」
と言っていれば、それこそ24日は「晴れ晴れ」と公聴会に出席できたはず。こういう後出しや負け惜しみをアメリカが嫌うことを三河の殿様商売はご存じないようです。
今までの人生、御曹司ということで廻りの取り巻き連中(同級生含めたご学友たちも)が気を遣って腫れ物扱いだったのでしょう。
今週発売の週刊文春の特集では、トヨタ入社後、社内イジメで出社拒否になったとありますが、勝手に廻りが「負けて」くれて本気で喧嘩したことがなかったのではないでしょうか。
どちらにしても、気が小さい人であることは間違いないと思います。
?トヨタや豊田家と数十年の付き合いがあるという佐藤正明氏氏(自称ノンフィクション作家)は、週刊文春で豊田章男社長に対し
謙虚さと経験から生まれる「人徳」が今の彼には未だ備わっていない
と言い切っております。50台半ばの大人になっても、謙虚さや社会経験を必要としない作家から「謙虚さや経験が足りない」と言われるほど見下されている豊田社長。世間知らずな文化人にここまで言われてはもうダメなのではないか。グランメゾンのシェフではありませんが、そろそろ次の社長人選に入る時期になったのかもしれません。
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