日航が今冬のボーナス全額カットを組合に通達したようです。先日のブログに書きましたが、30年近く前は新入社員(理工系修士出)の初年度冬のボーナスが勤続20年以上の大学講師のボーナスより多かった(確か60万円と記憶)ですから、隔世の感があります。
最近TVには、その高給ふくめて好待遇を享受してきた日航OBが恥ずかしげもなく出演し、年金カットに大声で反対しています。
やくみつる氏に対して「書いた原稿に対するギャラを今さら返せといわれるようなもの」と突っ込み、やく氏は答えに窮しておりましたが、理論のすり替えではないか。
年金は現役の時の給料の一部後払いの意味合いがあると言いますから、やく氏の原稿料に例えると、大部分が既に支払われて残りの分のカットになります。
前に払ったギャラを返還するのではなく、残りの支払いを「負けてくれ」と言っているだけですから、出版社が潰れるかどうかの瀬戸際なのですから、やく氏でなくても友里だってお世話になった出版社の存続のため、カットどころか全額辞退するのではないか。
支払い済みの給料を返せと言っているのではないのです。
老後の生活設計が狂うと彼らは主張していますが、普通の会社の現役社員は、会社が苦しくなったら減給やボーナスカットをされて、老後の生活設計どころか現役の生活レベルを全面的に見直さなければならないのは日常茶飯事。
コメンテーターの中には、「高額給料や高額支給(年金)を妬むのではなく冷静な国民の判断を・・・」と弁護する人もいましたが、その「高給・好待遇」が健全な会社経営の大きな足かせになったということを、OB社員やコメンテーターが自覚していないのが不思議です。
貰いすぎを返せと言っているのではない。潰れるからこれからの支給を減らせと要求するのがそんなにおかしいことなのか。
上から下までこんな自分勝手な社員ばかりだから、JALはダメになってしまったのでしょう。(最初からダメとの意見も多い)
今まで会社(JAL)を食い物にして、他の会社より高給を貰ってラッキーだった、と感謝してもらわなければならないくらいです。
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