「堕落のグルメ」(角川SSC新書)の発売まであと1週間

「堕落のグルメ」(角川SSC新書)の発売が1週間後に迫ってきました。
お世話になっている日刊ゲンダイの書評で取り上げてくれることになりましたが(コネです)、その他の週刊誌や雑誌で果たして「堕落のグルメ」を紹介してくれるのか。少なくとも

月刊ゲーテやダンチュウ、東京カレンダーは歯牙にも掛けてくれない

はず。普段から散々揶揄、もとい、ネタに使わせて貰っていますから、よほどの度量を持った編集者でない限り期待できるものではありません。

ヨイショを得意とする料理評論家やライターたちのタダ飯を批判している友里ですから、ここは宣伝でも自腹(出版社持ちです)を切るしかないと、まだ確定はしておりませんがメジャーな新聞での「サンヤツ」(今回初めて知った業界用語でした)も予定しております。

サンヤツとは、新聞の1面底部にある文字だけの出版広告欄のことでして、3段分の高さで横が8行というスペースから

三段八割 → サンヤツ

というのだそうです。友里活動でまた勉強させていただきました。
そんなに効果があるとは思えないのですが

藁をも掴む

という状況でしょうか。

その「堕落のグルメ」でありますが、表紙の画像のアップもなく未だ発売されていないにも関わらず、アマゾンでは売り上げランクが1000~3000位、そしてグルメに絞ったカテゴリーでは

ベスト10内

と健闘しております。まあ、この程度のランキング入りは、数冊売れただけで十分との噂も聞きますけど。

この原稿を書いている段階では「孤独のグルメ」(タイトルをパクッたつもりはありません)の後塵を拝しておりますが

「和食の知られざる世界」(辻芳樹著 新潮新書)よりは上を行っている

という現実。拙著が検討しているのか、この新書が不発なだけなのか。

この新潮新書の著者は、自己流のなんちゃって和食である「壬生」など変な店を絶賛し、

自分がNYに出した和食店の宣伝に多くのスペースを割いている

我田引水(例えが違うかも)の辻調グループ代表でありますが、辻調の生徒含め関係者にしか売れていないのか、出版直後からランキング的にはパッとしていないようです。

そこでこのようになりたくないと、宣伝のためちょっと内容を開示しますと、「堕落のグルメ」では、第4章で各ジャンルの料理人から本音を聞き出しているのですが、最後の項で

料理人の虎の穴? 疑問の調理師学校について

と題して、4ページほど調理師学校の実態について触れております。

本音としては、もっとその存在意義に迫りたかったのですが、スペースが足りなくて断念。残りは別の機会で展開していきたいと思います。
内容がなくスペース余りすぎでNYの店(著者自身が関与している)の宣伝に勤しんでいる「和食の知られざる世界」とは真逆であります。本来は拙著で

調理師学校で何を得られるのか
調理師学校の講師陣はどんな経歴の持ち主なのか

だけではなく、もっと深くその実態に迫ってみたかった。
でもこれから調理師学校に入ろうかと検討している若者には、上述の「和食の知られざる世界」より参考になるかもしれません。

今回の「堕落のグルメ」の印税で

豪マンとフェラ~リ購入

を目論んでいる友里(半分冗談です)、本日は純粋無垢な調理師学校生徒予備軍を釣り上げる狡猾な宣伝でありました。