「モウラ」のコメント欄の不思議

「モウラ」で友里征耶の「星付レストラン ほんとうの味とサービス」が始まって2ヶ月が経ちました。友里ものとしまして初めて「コメント欄」を設けたので、当初は炎上するのではないかといった懸念もあり、かなり注目しておりました。
でも蓋を開けてみてビックリ。炎上どころか、店によってはコメントがまったくつかないのは想定外でありました。
例えば「味満ん」。世間と違って評価を厳しくしたのですが、コメントは現在まで皆無です。世間ではこの高額フグ店、注目度がまったくなかったと言うことでしょうか。
その他「田はら」などでもコメントが入らないのを見て、ネットの匿名掲示板(友里もの)でのスレの伸びの凄まじさを考えると不思議に感じました。最近はかなりエスカレートしてきたようで、「手遅れの癌になりますように」みたいなものまで見かけます。匿名で発信元が突き止められない安心感と、友里憎しの感情がおさえ切れないのでしょうが、しかし、この「モウラ」のコメント欄にはその手の人たちが見当たらないのです。
恐らく彼らは「アドレス入力必須」に抵抗があり、また「IPアドレス」から特定される可能性を心配して書き込めないだと思います。
口では「モウラの閲覧カウントを伸ばしたくない」などと屁理屈を言っていますが、実際は本人特定の心配から書き込めないだけ。
もう少し大人になって、発展的な書き込みをしていただいたら、世のためにもなると思うのですが、数ある掲示板の中でも「内容のない誹謗中傷だけのレベルの低い」ものになっております。
そんな「モウラ」のコメント欄ですが、想定以上に賑やかだったのが「すきやばし 次郎」でありました。
http://tomosatoyuya.moura.jp/?p=24
友里以外にも、「次郎」がNHKや山本益博氏が煽っているような「傑出」した鮨屋ではない、と判断している人がなんと多いことか。
最近は「常連」も気づいているとありますから、「次郎」の常連客はなんと寛容なのでしょうか。世界一高い時間単価と思われる店へ、半額の「青空」に劣るといわれる鮨を食べに通うのですから恐れ入る次第であります。
表立って「次郎」を問題視する人が多くなってきたということは、東京の飲食店業界が健全な方向へ進み始めたと証拠と言ってしまっては言い過ぎでしょうか。
「ゲーテ」による「タダ飯批判」で、評論家やフードライターたちが目立つ動きが出来ない今こそ、実態はヨイショや宣伝だけの「料理評論偽装」が淘汰されることを祈るばかりであります。