昨晩夕食後に録画していた来栖けい氏出演の同番組を見ました。
まあ番組全体がヨイショライターをヨイショするというか、彼が出資したという店の宣伝をしまくる内容。
許認可制の放送会社がコマーシャルでなくて一方的に個人の「事業」に肩入れしていいのかおおいに疑問であります。モーニングサテライトなど硬派な番組も放映している放送会社なだけに残念な気もします。
さて詳細です。友里掲示板にも何件か同じ書き込みがありましたが、確かに彼は食べ方が汚いですね。口にものが入ったまましゃべっています。グルメリポーターたちはみんなこういう仕草をしますから、TV写りとしてはこの下品さが必要なんでしょうか。
でも以前は箸がうまく使えず「握り箸」だったはずですが、今はまともに使っているように見えました。
今までTVがNGだったという「村上開新堂」。ただの高いだけの洋食屋に毛が生えただけだと思うのですが、どうなんでしょうか。最後に出るゼリーも食べましたが、私にはどうってことなかった。
調理では「アロゼ」を珍しい手法のように紹介していましたが、プロの方が見たらどう感じるのでしょうか。
K塾系統の客が多い、高額なだけの洋食店と考えます。
インタビューに出ていたフレンチの岸本氏。鉄人・酒井シェフの従順な弟子と漏れ聞きますが、強面としても通っていたはず。確か日刊ゲンダイへ文句の電話を本人が直接かけてきたくらいです。
それがオコチャマを「べた褒め」していましたから亜然でした。
今回の放映で評価出来るのは、来栖氏のデビュー前の外食の資金調達方法を開陳したことです。
私は「入船」の主人から聞いていたのですが、彼は若い頃から「バイト」で稼いだお金で外食をしていたはずです。
彼はデビュー前、「天一山」というバカ高い天麩羅屋へも行っていますが、株売買や会社運営によって得た潤沢な資金力ではないので、有名店や高額店への訪問には限界があったわけです。
「入船」が日本一の寿司屋と断言してしまった、それまで都心の高額鮨店へ行っていなかった理由がおわかりいただけたと思います。
デビュー当時は6000軒訪問の資金源を聞かれてスルーしていたのも、「バイト」と言いたくなかったからだと思いますが、ある程度の地位を確保できた自信からでしょうか、自宅アパートや内装まで公開するまでになりました。
ただ「一人住まい」という紹介に「?」を抱く方も多いのではないでしょうか。
彼が借金して開いたという「エキュレ」ですが、HPなどの登録から「美食の王様」という会社以外に「ヤマト商会」なる法人の関与もわかります。
レストランの運営は大金持ちの道楽でない限り、中途半端な考えや取り組みでは長続きしません。1年半後にはシェフを交替させるということですが(その後は1年毎にシェフを交替させるシステム)、この店でシェフの交替を無事見ることが出来るかどうか。
食通ではない純粋な方、信奉者にいかに多くリピートしてもらうかにかかっていると考えます。
最後に。チョイ役でマスヒロさんが出ていました。
確かに友里批判と言える発言をしていました。
「来栖氏は決して貶さない。辛口は書く方も読む方も楽しい。しかし料理人にとって価値はない」とか。
私に言わせていただきますと
ヨイショは訴訟リスクもなく、書く方も書かれる方も楽で心地よい
でも一般読者や一般客にとってはまったく価値がない
友里掲示板
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