「ガチミシュラン」のカバーが決定

週刊新潮のワイド特集、お楽しみいただきましたでしょうか。
発売日を考えると絶妙なタイミングだったと思います。
しかし同じワイドで執筆されていたノンフィクション・ライターの河合香織氏には驚きました。
「国産ワインの原料は『8割が外国産』」というタイトル、内容は我々ワインをちょっと知っている人間には当たり前の事なのですが、メルシャン、サントリー、サッポロ、サントネージュ、マンズワインの大手5社を向こうに回し(具体名出して)、問題提起していました。
ジャーナリストという立場なら当たり前のことですが、出版界に隠然たる影響力を持つ飲料会社を敵に回すような勇気ある行動、感心しました。このような矜持をお持ちの方がライターにいらっしゃったのかと驚いたのです。
もしこのブログをお読みでありましたら、お便りいただければ幸いです。
同じく「ノンフィクション・ライター」と自称していても、1つ星シェフなど有名人に寄生して「ヨイショ立身伝記」を書き上げる「神山典士」氏とは全く違う崇高なスタンス。神山氏も河合氏に弟子入りしたら、ちょっとはマシで売れる本を書くことが出来ると思います。
さて、「ガチミシュラン」の表紙が決定しました。私は「赤い」カバーでミシュランガイドと似せるのかと思っていたのですが、黄色ベースの派手なもの。帯は白地に赤で「ニッポンの料理店なら友里に任せろ」と挑発的なキャッチが目立ちます。
なかなか面白いものです。
ウェブとはちょっと変えた店評価文の他、各ジャンルに対するコラムやミシュランに対する問題提起の集大成となるものも載せておりますので、ご購入いただければ幸いであります。