国母選手、予想通りと言ってしまうと友里は性格が悪いと怒られそうですが、8位入賞でメダルには届きませんでした。
最後のエアー?(ジャンプ?)で失敗しなければメダルだった、といったTVの報道もありましたが、金メダルの選手のパフォーマンスとはかなりの差(日本人以外の他の選手のパフォーマンスを放映しないので銀メダルや銅メダルを取った選手との差はわかりませんけど)がありますから、うまく着地していたとしてもメダルに届いたかどうか。
前回のトリノ大会の時にも問題になりましたが、日本のマスコミはW杯の結果だけを重視してすぐ「金メダルだ」と騒ぐようですが、本当に有力な選手は賞金がもっと稼げる「Xゲーム」に出ていると聞きました。国母選手は今年のXゲームで3位に入ったようですが、所詮その程度の実績しかないのではないか。
彼にとって完璧な演技が出来たとしても、「金メダル」に到達できるパフォーマンスの持ち主ではなかったと思います。
本題に入る前にもう1つ。水に落ちた犬を叩くというお国柄が全面にでてきたのか、来週開かれる公聴会に豊田社長の出席を要請する書簡を、アメリカ議会は正式に送ったと報道されています。
「現地法人の社長に任せるが、呼ばれたら出席する」なんて会見したら、「じゃ呼んでやろうか」となるのがわからなかったのか。
これなら最初から「私自ら出席してトヨタの正当性を理解してもらう」と会見しておけば良かった。トヨタは何度判断ミスをすれば現実がわかるのでしょうか。
さて本題です。読者の方から興味深い情報をいただきました。未確認であくまで「噂」のレベルだそうですが、さもありなんと思うところもありますので、ここに紹介させていただきます。
何と「エル・ブジ」のフェランが「壬生」で修業するという噂があるそうです。
ご存じない方がいらっしゃると思いますので、簡単に「壬生」の説明をさせていただきます。
銀座(プランタン近く)の小さなビルにある「完全会員制和食店」であります。11時、14時、17時と一回8名で1日3回転させる繁盛店。会員は300名ほどとのことで、毎月一回、女将が指定する日に会員は通うそうです。私はたまたま欠員が出たということで、5年ほど前に一回訪問させていただきました。
狭い空間で女将や主人が素材自慢、調理自慢、屏風自慢などを連発し、会員の空きが出ないと言われている排他性が後押するからか、会員達は皆「日本一」と口ずさむ「完全サロン化」した和食店でありました。
この店は酒飲みに厳しく、お酒は4名でお銚子1本だけ。料理を食べた後、封筒などに2万5000円(当時)を入れて机に置いて帰るという、端から見たら変なシステムの店であります。
10年くらい前、この壬生の主人の料理に感銘を受けたフェランがわざわざスペインに呼んで開催した、二人のコラボイヴェントがコミックはじめマスコミで取り上げられておりました。
そんな関係がありますので、ネタ切れ創作料理人(フェラン)としては「壬生料理」に活路を見いだす気なのかと思ってしまったのです。
スペインでは「再開する」と言って「休業」した店が再開した試しはない、とスペイン在住の日本人料理人の方から聞きましたが、果たして休業の2年後に復活するのか。
タイガーウッズではないですが、このままではすぐ忘れ去られるとわずか数ヶ月で慌てて出てくるか、現場には二度と立たないままプロデュース業に専念するか、結果を見守りたいと思いますがその時まで世界の食通の記憶に残っているかは微妙であります。