第915回 高すぎるがこれがスッポン料理、さくま 2

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  • 2006年3月8日(水)
料亭スタイルですから、
女性がほとんど付きっ切りで対応してくれます。
料亭サービスに弱い来栖けい氏ではありませんが、
同じく高価なスッポンならば、
「大市」より「さくま」の方がポイントは高い。

しかも料理がスッポンだけではなく
色々バラエティに富んでいました。
鱧や小芋の付き出しに始まり、酒で割ったので臭みのない血、
立派な胡瓜や王子生姜、トウモロコシなど
野菜の補給も場合によっては出来るようです。
しかし、高額スッポンを食べに来て、
生姜や胡瓜、とうもろこしを出されて喜ぶな、
といったお叱りを受けるかもしれません。

肝心のまる鍋は、
「大市」より醤油が控え目ですがスッポンの滋味をより感じます。
つまり、醤油の助けを借りなくても、
味がでる質ということでしょう。
横のテーブルで女性がエンペラ、肝、肉と
3回に分けて取り分けてくれたのも嬉しいサービスです。
生姜の香りも強いですが、私は東京のこの店のほうが
はるかにスッポンの味わいを感じさせてくれると思いました。
「大市」と違って、
醤油に頼らないスッポンの味の濃さを楽しませてくれるでしょう。

ビールや日本酒も弾んでかなりの時間が楽しめて、
(大市はあっという間に終わります)
支払額はかるく3万円を突破するのは仕方ないでしょうか。

<結論>
「美味しんぼ」が究極のスッポン料理として取り上げた
本家「大市」よりスッポンの味、滋味を感じます。
かなりの支払い額を覚悟しなければなりませんが、
この建屋、この雰囲気、そしてこの味では仕方ないか。
和装の女性スタッフから香水の匂いを感じたのは残念です。