第911回 芸者遊びまで自慢して、何を目指したいのか
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- 2006年3月4日(土)
マスヒロさんや犬養さんと違って、
この方を批判するとお叱りを受ける時があります、さとなおさん。
しかし最近はますます迷走してきてしまったのではないでしょうか。
とっくに本名を自分で明かしておりまして、
同姓同名の人たち4人での宴会からラジオ出演のことまで、
自身の自己顕示欲の強さに正直に反応して
コラムで自慢されていました。
最近は、店評価というスタイルを放棄し、
気に入った店だけを取り上げる方針に大転換してしまいました。
おそらく当初のウリであった「自腹」も
とっくに放棄されているのでしょう。
そして1月19日のコラムではついに
「芸者遊び」まで自慢してきておりました。
最終的には一般消費者に転嫁される
高額な広告代理店費用に基づいた電通マンの高給とはいえ、
40半ばで「芸者遊び」が出来る人は稀有であると思います。
仕事の接待なのか、
どちらが本業かわからないライター稼業での
タニマチ接待なのかはわかりませんが、
彼の意識がかなり一般客とはかけ離れたところに移ってしまったと
思わざるを得ません。
本業と副業がゴッチャになる広告代理店勤務ではありますが、
沖縄などでは特定の生産者や店への肩入れが目立ちすぎです。
取材と称していますが、ここまで公にしてしまって、
電通は社員の副業を認める会社なのでしょうか。
ほとんど正業に近い文筆稼業になっているようですが、
これでは、昔彼が批判していた山本益博氏と
ほとんど変わらないではありませんか。
人脈自慢、飲食業界へのヨイショなど、
5年、10年、15年先の退職後の生活を考えて、
業界へ擦り寄る舵きりだと思いますが、
これではマスヒロさん、犬養さんなどと同じで、
一般読者、一般客にとってメリットのない人種が
また一人増えただけです。
よくいうセリフですが、人間は名声、お金に弱いもの。
勿論自己顕示欲にもです。
それらの欲と自身の矜持との綱引きが
その人の生き様をあらわすものだと思うのですが、
さとなおさんも、私よりかなり若いですが、
ただの欲に弱い人だったと確信、残念な思いもあります。
決まった食材メーカー、酒類メーカーを頻繁に取り上げヨイショする
素人ライターも最近はよく目にします。
自分の土俵だけでなく、もう少し広い視野に立ってもらいたいもの。
来栖けい氏も、
もうハンドルをきりそこなってしまった感がありますが、
麻生玲央氏も含めて、
素人副業ライターの初心、
原点を守っていただきたいと私は思います。