第835回 ワインの諸々 84今年も「一度だけなら~」、ヌーヴォー
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- 2005年12月4日(日)
読み込んでしまったからでしょうか、
氏独特の寒い「オヤジギャク」や
つまらない「冗談」の悪弊が伝染してしまったようです。
さて、今年もヌーヴォーが解禁されました。
各地で祝いのイヴェントが開催され、
その状況がTVなどでも放映されていましたが、
参加された有名人やワイン好きの方たち、
この時期以外にヌーヴォーを飲まれる事があるのかどうか。
はっきりいえば、解禁日以外に飲むのだろうかと。
私は解禁日に1本購入しますので、その際試飲で1杯ほど飲みます。
そのまま購入したワインを飲まない年もありますので、
年に一口しか飲まないこともありますが、
飲んでもその購入したワインを家族で飲むだけです。
数千円と安いワインなのになぜ何回も飲まないのか。
それはずばり「おいしいワイン」とは感じないからでして、
他のワイン通、ワイン好きの方も何回も飲んでいないと想像します。
勿論同じ「ボジョレー」といっても
クリュ・ボジョレーと違って
まったく熟成を期待できないものですから、
年を越えたらまず駄目でしょう。
新鮮さだけがウリのジュースみたいなワインでして、
おいしい飲み方は、
立食パーティでから揚げやサンドイッチをつまみながら
ガブガブ立ち飲みするのが一番と考えます。
じっくり座って、
ちゃんとした料理と一緒に飲むワインでは決してありません。
よって、有名人でもワイン通でも、
パーティなどで解禁日に飲む、
年に一度のワインでないかと考えます。
ムーラン ア ヴァンやモルゴンのような
クリュ・ボジョレーはしっかりした造りのものもあり、
熟成に耐えられるものもあります。
ボジョレーの品種「ガメイ種」は
熟成するとピノ・ノワールに似た味わいになりますので、
引っ掛けティスティングに使われる事は依然書きました。
40年前のクリュ・ボジョレーを飲んだ経験がありますが、
飲む前は気持ち悪かったですが、
なかなかイケるワインでありました。
ボジョレー ヌーヴォー、年に一日だけ、
決して美味しいワインではないというのが本日のお題でした。