第815回 書き手同士のディベートによる緊張感も必要だ
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- 2005年11月14日(月)
最近は、マスヒロさんや犬養さんに執着し過ぎだとのお便りも
いただいております。
確かに読者の皆様から見ますと、
マスヒロさんや犬養さんは友里の挑発にまったく動じなく、
横綱相撲。
相手にされない友里が
ピエロというか滑稽に見えるのかもしれません。
評論家やジャーナリストと自称している彼らへの、
「評論ではなく店紹介、宣伝、プロデュースではないか」、
「ジャーナリズムといった検証精神はまったくなく、
ただの店紹介・宣伝行為ではないか」
といった私の主張に、真っ向から反論することは
彼らには得策ではないでしょう。
知名度のない素人の挑発に乗らず、いずれ引退する日を静かに待つ。
誰が読んだって、
彼らのコラムや記事は評論やジャーナリズムに則っていないことは
明らかです。
私が彼らの立場でしても、
やはり同じように「沈黙」を保つと思います。
ただ、読者の方々はご存じないかもしれませんが、
本当は色々と気にしている節が見受けられるのです。
マスヒロさんは、関係者や周囲の人たちに対して、
友里への情報漏れがないかチェックしていると聞きました。
犬養さんや態度のでかい似非ワイン通の大谷さんは、
コラムや著書で、名指しは避けていますが
「辛口を装った悪意に満ちた素人のグルメ評」と批判しております。
2年前、犬養さんは週刊誌で友里を名指しで批判されていましたが、
その後は水面下で蹴っているだけのようです。
どうして表立ってディベートしないのか。
まったく相手にしていないなら、
情報漏れチェックや漠然とした批判もしないはずですから、
気になっているのは事実でしょう。
反論の余地がないと自覚しているならば、
彼らも未だ救えるのですけど・・・
人間は調子にのってしまうと勘違い、頭にのってしまうのは
仕方がないものです。
私もそうなってしまうことを否定できません。
要は、お互いに書き手といったら格好よすぎですが、
誰でも明日からできる「グルメ評論」の書き手同士での
批判の応酬、ディベート合戦がお互いに緊張感を与え、
「裸の王様」化への道を防ぐと考える次第です。
お互いに相手のスタンスや取材方法の問題点をつつくことで、
この飲食店業界に寄生することなく、
中立な立場での評論・ジャーナリズムを
はじめて展開できると考えます。
お互いに見てみぬ振りをする、傷を舐めあっては
健全な業界とは言えないでしょう。
マスヒロさん、犬養さんに、その他フードライターの皆さん、
裏でこそこそ動き回らないで、
この際堂々と表で意見を交換してみませんか。
自分のやっている商行為を本当に正しいと信じているならば、
友里という素人を一度に看破、抹殺するチャンスだと思います。