第773回 食べ歩き手帳10月号を読んで
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- 2005年10月3日(月)
久々に友里にとってネタ満載でして面白く読ませていただきました。
かなり早めに原稿を仕上げている関係で、
コラムに取り上げる時期が
若干タイムリーでないことをお許しください。本日はその第一弾。
さて、今日はいの一番に読む、
重鎮・山本益博氏の「食べ歩き手帳」について
気がついたことを述べてみたいと思います。
最近はかなりネタ不足に陥っているのではないでしょうか。
まずこの「食べ歩き手帳」に取り上げてから、
時を置かずして週刊現代の最終面にカラー刷りで載せて
「純粋な読者」の方々への宣伝に駄目を押すスタイル。
その後、「大人のウォーカー」など他の雑誌でも取り上げて
「宣伝作業」を完成するスタイルは、彼のように
いくつも掛け持ちで雑誌や週刊誌の枠を持っている人でなければ
できない芸当です。
しかし、最近は白玉だとか甘い物系もかなり混じりだしました。
今で言う「スイーツ」をお好きな方もいらっしゃるでしょうが、
マスヒロさんほどのギャラを稼いでいらっしゃる方が
わざわざ取り上げるネタなのかどうか。
取材費(彼は経費でしょうけど)もかなり削減できますし、
その手の宣伝は「Hanako」などに任せておけばいいはずです。
毎日、毎週、宣伝するために店を探さなければなりませんが、
昵懇の「次郎」や「みかわ」などの店も
定期的に宣伝するために訪問しなければならないわけですから
時間が足りなく、ネタ不足になるのも理解できます。
主催の会やセミナー、講演にも忙しいですからなお更です。
よってかなり老舗というか、
新鮮味のない昔からのビッグネームも取り上げるようになりました。
「マキシム」、「アルポルト」などでして、
このような店を今更宣伝する必要はないと思いますが、
これまたネタ不足なんでしょうね。
パーティのプロデュースの打合せということで、
「マキシム」を訪問し、
アルポルトの片岡氏とも関係が良くなったのか、
最新週刊現代では、「至福の食」として
「海の幸サラダ」を掲載しております。
現在では、「Hanako」のような
ガイド雑誌でも取り上げていないこれらの老舗、
そしてマスヒロさん本人がプロデュースした
「リョーリ ゲンテン」も
一訪問客のごとく第三者的に表記していたのが笑えますが、
ネタ不足の深刻さがうかがえます。
それほど書く店が思いつかない、訪問できないなら、
無理して余計に変な店を取り上げず、
一週、一ヶ月、パスすればいいと思うのは私だけでしょうか。