第739回 グルメ評論だけでは飽き足りないのか 2

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  • 2005年8月30日(火)
「さとなお」さんが自分の給料を
世間並みにダウンすることを提案してからの
特定郵便局長への批判ならば理解できるのですが、
棚に上げての発言に私は納得できません。
自身も既得権益者であるということを忘れて
人のことを批判するなと。
私の関係者に特定郵便局長はいないので
弁護するつもりはないのですが、
どんなに暇でも「1500万円」の収入はあるらしいと
彼は批判していますが、自身の本業である年収と比較して
この1500万円は高いと言えるのか、
自身も毎日HPを更新、伊藤さんとの交換日記もし、
副業関係での執筆や本の出版数も半端ではありません。
かなり食べ歩いていますがその時間はどう捻出しているのか。
軽井沢や石垣島へも行っているようですし、
私が思うに、他の電通社員より、そして普通の会社員よりかなり
「暇」なのではないでしょうか。
自分が目立てば目立つほど、自分のサイトで自慢すればするほど、
そんなに電通は余暇があるのかと
世間に思われるのがわからないのでしょうか。
上司、同僚、後輩の「電通マン」が怒らないのが不思議です。
かくいう友里も、
世間では道楽で暇なオッサンだと思われている事実を
受け入れなければならないでしょう。

また、電通など大手広告代理店は、
「人質」というと言いすぎでしょうが、
クライアントの役員や幹部の子女を多く採用しているのは
周知の事実ですが、
このシステムもはっきりいって効率的ではありません。
顧問や役員に、検察、日銀、警察、その他高級官僚OBなどの
天下りも受け入れているでしょう。
要は、「民営化」さえすればなんでも効率的になり無駄がなくなる、
庶民の為になると単純に考える発想が稚拙であるという事は、
「民営化」されている自身の勤め先である「電通」でも、
一般消費者には無駄なことをけっこうしているのを見ても
明らかなのです。
天下りは会社経営者には必須の「必要悪」かもしれませんが、
販売価格に上乗せされる一般消費者には
まったく必要なことではないからです。
上得意先の子女の縁故採用もしかり、
能力ある人だけの効率的な社員構成でない可能性があります。
民営会社である「日産」も
カルロス・ゴーンという救世主が乗り込まなければ
再生されたかどうか。
「しがらみ」などの悪弊は「官業」だけにあるのではなく、
「民業」にも立派に棲息しているのです。
要は、「民営化」という上辺の形ではなく、運営、経営の仕方、
つまるところ、運営者・経営者・執行者の
「性格」や「能力」の良し悪しが肝心だということで、
これは料理店にも何でも当てはまる法則であると私は考えます。

また、特殊法人へのお金の「無駄流れ」ですが、
小泉さんは肝心の特殊法人の整理解体には消極的で
見逃してきました。名前を変えてそのシステムを温存しています。
天下りも実際はやりたい放題、
高級官僚が渡り歩いての退職金は今後も取り放題のまま。
郵政民営化で仮に「無駄流れ」が減るとしても、
例えは極端でしょうが、スリを捕まえないで野放しにしていて、
みんなお金も持たないで電車に乗ろう、
と言っているようなものだと考えます。
根本的な対策ではありません。
特殊法人問題、道路公団問題と同じく、
たとえ郵政を民営化しても骨抜きになり、
我々一般国民には「名前」が変わったと喜ばせておきながら、
高級官僚や国会議員など
一部の階層への利権は形を変えてそのまま温存されることは
今から見えてしまいます。
ここにもグルメ業界では、
マスヒロさんや犬養さんはじめマスコミに踊らされている
「純粋な一般客」と同じく、小泉さんなど政治屋に踊らされている
「純粋な一般国民」の構造が見えしまいます。
しかも、「改革」、「改革」と唾飛ばしていますが、
「文教関係」など、
自分の派閥に近い利権構造にはまったく手をつけていないのも、
小泉さんの狡猾なところといえるでしょう。

<明日に続く>