第70回 ワインの購入方法に関して その4国内オークション
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- 2003年7月27日(日)
古酒、レアワインを入手できる可能性のある購入法です。
競り合いますから、気に入ったワインでも
競合者がいれば高値になりますが、
うまく買えばお得な場合も多いのです。
古くからインポーターを兼ねていて、
主体は業者(レストランなど)向けの会社があるのですが、
そこのオークションが有名です。
個人売りもしているようですが、
膨大なリストを見ると割高感を感じます。
これらの価格は上代価格とのことですから、
実際の掛け率を聞かなくてはなりません。
そして、数ヶ月に1回、
登録している業者、個人相手に開かれるのがオークションです。
フランス、イタリア、アメリカなどのワインで、
有名どころや古酒を勢ぞろいさせています。
他にも規模を小さくして
オークションを開催している会社がありますが、
私の知っている限りでは国内で状態、規模ともに
この会社がトップではないでしょうか。
申し込めば誰でも参加できると思うのですが、
自分の好み、欲しいワインの方向性を確立し、
市場価格をある程度理解していないと
高値掴みをしてしまう危険があります。
競争がない場合でも、スタート値が高い場合もあるからです。
参加すると、その熱気から
何から何まで欲しくなってパドルを上げ続け、
精算で気絶する場合もありますから、
意志の強さ、撤退する勇気も必要です。
でも、つぼにはまると、50年以上前の有名ワインや、
カリスマワイン、レアワインが
市場と比べてはるかに安い価格で入手できる場合もあるので
やめられないようです。
私も見学したことはありますが、なかなか面白いものでした。
世界的に有名な「クリスティーズ」が
日本で開催するオークションは
スタート値がかなり高いので注意が必要です。
海外で開催するものとは
違った値付けをしているとしか思えません。