第694回 さとなおさん、得意のスルーで友里空振り

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  • 2005年7月4日(月)
「さとなお」さんが、伊藤さんとの交換日記で書かれた
「しょーもない雑談」での友里へのご不満、
第670回のコラムではお返事のつもりで
真摯に説明させていただきました。
しかし、予想通りとはいえ、
今現在(6/26)まったく反応されていません。
誠に残念。
色々と情報網をお持ちの方のようで、
今回のコラムもお読みになっているはずです。
「さとなお」さんには少ししか触れていない
第649回のコラムでさえ、知り合いからの情報で知り、
「しょーもない雑談」でご不満を述べられた方ですから、
彼を全面的に取り上げた第670回を、
よもや読み落とすとは考えられません。

以前からネットでは、
ネガティヴな意見に対してはスルーする人だ、
との評判が出回っていました。
「友里征耶ストーキング」のDr.ユウキ氏も
私の問いかけに絶対スルーするとブログに書かれていましたが、
見事予想が当たってしまったようです。
ここまでは完全に友里の「空振り」です。

空振りついでに最後っ屁ではないですが、
振り逃げ出塁をさせていただきます。

最近は、「覆面」という看板を降ろすこともお考えになっている
「さとなお」さん。
でも「自腹で食事」は確かかもしれませんが、
元々覆面性は薄かった方だと私は思います。
10年前でしょうか、彼の存在を知ったときから、
私は大手広告代理店「D」社勤務の
「サトウ ナオ・・」さんの略称であるというのは
すぐわかりました。
公然の秘密というのでしょうか、
誰でも想像がつき、知りえたプロフィールです。
手で顔を半分隠した写真が出ていたのも記憶にあります。
ご家族のお名前などプライベートなものも
バンバン自分で出してきますしね。
そういった意味では、私以上にというか、
人並み以上に自己顕示欲はお持ちの方だと思います。

しかし、ご本人は一般客側の立場、
料理評論家、フード・レストランジャーナリストとは
違う立場と言われていますが、
実際はかなり制約を受けている人だと私は思います。
本当はフリーな立場で発言できないのではないか。
それは彼の生計の源である本業が、
飲食業界をはじめ、TV業界など
マスコミに対して色々しがらみがあるからです。
しがらみというか、重要な取引先です。
ですから、これら取引先に対して
配慮しなければならないのは当然で、
ズバズバいえる立場ではないのです。
化学調味料の使用の是非、ビールやワインの値付け問題、
半加工製品の使用などにも
触れることは難しいのではないかと思います。
なにしろ、味の素やビール会社、
調味料会社などは大得意先ですからね。

結構宣伝うっている
「ピザーラ」のフォーシーズがやっている各「ロブション」店も、
シャネルの「ベージュ」もネガティヴには書けないでしょう。
オエノングループの「シズイエム サンス」、
永谷園の「天○」、「ぴんとこな」。
挙げていったらきりがない。
ガニエールの出店もバックが大商社のようですし、
森ビルや三井不動産、三菱地所のビルの店も難しいはず。
オーナシェフの店といわれている店でも、
結構有名会社のオーナーや創業者一族が
個人的に出資している店も多いので、
真のオーナーが広告代理店の重要顧客であったら、
おそらくまったく触れないか、
当たり障りのないコメントにせざるを得ません。
最近では、久々に再訪したという青山の「N」も、
有名企業(TVでバンバンCMをうっている)の
創業者の関係と聞いた事があります。
そのせいか、あのマスヒロさんも疑問を呈していた料理に対し、
やけに肯定的なコメントでした。
ヒラマツグループ、際グループ、ワイズテーブルグループ、
WDIグループなど大手の店も宣伝やっていますから、
ヒラマツ、アソ、イル ムリーノ、サルヴァトーレ、
辻口さんも対象外か。

個人経営の小さなところを辛口で評価するか、
勤務先の関係がありそうなところは、取り上げないか、
お茶を濁す程度でスルー、
これが実情ではないでしょうか。
犬養さんやマスヒロさんもTV出演や雑誌などを通して、
スポンサーと関係があるかもしれません。
また彼らを起用しているTVのスポンサーに配慮して、
「しょーもない番組に出るな」とか口が裂けてもいえないでしょう。

職業料理評論家や
職業フード、レストランジャーナリストばかりでなく、
自腹人へも矛先を向けてしまった感がありますが、
「さとなお」さんほどメジャーな人ならば、
彼の「しがらみ」問題は誰でも気になるのではないでしょうか。
「さとなお」さんという自腹半覆面ライターの根本的な問題なので、
今回も当然スルーされると予想しております。
友里征耶の振り逃げとなるでしょうか。