第667回 節税を自慢するのはいかがなものか、マスヒロさん 2

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  • 2005年6月7日(火)
マスヒロさんは、何でも「自分は人と違う」、
「君たちとはモノが違う」ということを自慢して
権威付けしたい性格のようです。
よって日本に一人しかいない
「全外食経費落し」を自慢しているのでしょうが、
節税はあまり人に自慢することではないのではないと考えます。
隠れてというか、黙ってやっていればいいもので、
この行為を自慢する神経が私には理解できません。

「税を思いっきり支払っている」、
「外食費を経費で落とさず納税している」、とうならば、
日本国民として最高に義務を果たした立派な自慢話になるのですが、
彼はその世間常識とは正反対のようです。
料理店の料理を一般読者に評論する立場なのに、
一般客では食べられない
「特別料理」を造らせ食べていたことを自慢、
そしてその「特別料理」を評論していたことを
数年前まで自慢していた精神から、彼はまったく進歩していません。

世界で一番豪華な朝食を食べていると自慢するならば、
節税しないでその分、税金を払えと私は言いたい。
取り寄せた玉子やパンなどの食材も
宣伝するかのように喋っていますから、
もしかしたらそれらの食材も領収書をもらっているかもしれません。
最近はオペラや観劇の評論もやっているようですから、
チケット代もすべて経費で落としているのでしょうか。

弁天山美家古寿司の親方や、
お茶の家元、「千花」の主人などに気に入られて、
色々なものを食べて経験を積んだと
これまた嫌味に自慢していますが、
お世話になった方たちへの感謝の意よりも、
奢らせた自分の甲斐性自慢の方が目立つのも
いかがなものでしょうか。

また彼は料理人に修業歴を聞くだけでなく、
評論する側の修業経歴をも明らかにしなければならないと
力説しています。
そこらのフード・レストランジャーナリストや
素人一般客上がりの友里とはモノが違うといいたいのでしょう。
でも、そこまで言うならば、
本人の経歴も都合の良いところばかりでなく、
すべてオープンにする必要があるのではないでしょうか。
受験して入ったという、
経歴では早稲田大学卒業としか書いてありませんが、
詳細な学部はどこで一部なのか二部なのか。
そしてフレンチやイタリアンは何歳の時から食べ始めたかという事も
詳細に開陳しなければならないでしょう。
今は長野に在住と聞きましたが、
料理研究家の山本女史からうけた知識や影響をも
正確に述べなければならないと考えます。
都合の良いところだけを出し、他の部分は蓋をするようでは、
自慢する資格はありません。

たとえ、
「日本で外食費をすべて経費で落としているのは自分ただ一人」
というのが本当であっても、それは自慢ではなく、
「そんなセコイ人は日本に一人しかいない」、
と自らばらしていると世間では受け取られるのが
わからない人なのでしょうね。
彼の常識や感覚は、世間とはかなりかけ離れているようです。