第645回 またまた自分の事を棚に上げて・・・

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  • 2005年5月16日(月)
「大人の週末」5月号は
友里にとって突っ込みネタの宝庫だったと述べました。
今日はその4回目。
投資した雑誌代を回収したどころか
充分お釣りがきた計算になりました。
この人は舌禍というのか、調子に乗りすぎ、
自己顕示欲を必要以上に示したいがためか、
かなり危ない発言や
自分の事を棚に上げた発言をする兆候があります、山本益博氏。

以前は、埋もれている飲食店を
自分が取り上げることで世に売り出すことを、
火をつけると言いたいからか、
「心の放火魔」とかいう危ない例えで悦に入っておりました。
能力のある料理人を埋もれたままにしないで、
世に出して流行らそう、みたいな考えらしいですが、
「料理評価能力」より「自己儲け能力」に秀でた
この自称料理評論家の「煽り宣伝」で、
何回も煮え湯を飲まされた一般読者の存在が半端な数ではないのは
周知のところ。
そして今回の「食べ歩き手帳」の
「ラ ベル ド ジュール」への訪問記では、
深津シェフを必要以上に褒めたいが為か、
こんな主張をしていました。

「メディアは目立ちたがり屋のシェフばかり追いかけず、
彼のような真の実力者をいまいちど再評価しなくてはならない。
『コート ドール』の斎須さん、『オーベルジーヌ』の小滝さん、
『北島亭』の北島さん、『ラ ターブル ド コンマ』の小峰さん
など、彼らから学ぶことは未だ山ほどあるはずである」

おいおい、オウンゴールだぜ。
目立ちたがり屋の一番は自分ではないか。
頭モジャモジャや大食いのお笑いタレントたちに講釈しながら、
「サン パウ」や「みかわ」で食べていたTVを最近みたばかりだ。
公共の電波を使って自分がプロデュースした店を、
女優と訪問して宣伝していたのは誰なんだ。
と感じたのは私だけでしょうか。
また、目立ちたがり屋のシェフといえば、直ぐ思い出すのが、
読後感の悪い本を出した、
「次郎」の二郎さんや「みかわ」の早乙女氏。
彼らは雑誌や本、TVの取材でも偉そうに講釈していますが、
これが目立ちたがり屋でなくて誰が目立ちたがり屋なのか。
しかも彼らを絶賛し、また彼らを自分の後ろ盾にして
お互いに共生関係を保っているのがマスヒロさんです。

「コート ドール」、「オーベルジーヌ」、
「ターブル コンマ」など古くからあるフレンチを
マスヒロさんはここ何年も問題にしていなかったと記憶しています。
「北島亭」を除いて、
ホールが満席なほど流行っているわけではなく、
どちらかというと常連など支持している客によって
静かに営業してきた店です。
いまさらコンサル料を払う、もしくは頭を下げて
マスヒロさんに取り上げてもらう必要のない店ですから、
これら店へ送ったこのような秋波を、
素直に受け取るわけにはいきません。
日頃の行状がなんですから、
なにやら裏の魂胆を感じてしまいますし、
ロブションやフェランに接近して商売している「あんた」が
偉そうに言うセリフではないと私は言いたくなりました。
まずは世間の常識や責任感を「学び直す」のは、
マスヒロさん本人ではないでしょうか。
自分の料理店評価を載せた雑誌や本を購入してくれる
一般読者への責任感、
料理店からコンサル料を受け取って
ヨイショ記事を書いてはいけないとい道徳観、
公共の電波を使って
自分がプロデュースした店を宣伝してはいけないという社会常識。
マスヒロさん、まだまだ学ぶ事は山ほどありますよ。