第612回 蟹の時期だけは混んでいる、シェフス その2
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- 2005年4月13日(水)
1杯5千円前後ですが、
中国飯店系の小蟹と違って大きさは立派なもの。
自分で身を出して食べなければならないのは不便ですが、
確かに食べ応えもあり上海蟹としては満足。
でも、この時期、
松葉蟹と競合できるほど上海蟹は旨みがある蟹なのかどうか、
友里は昔から上海蟹自体の味わいに疑問です。
他の単品料理は
ピータンや春巻きなど1千円以下の料理もありますが、
店構えから見ると
ほとんどが2千円前後と全体に高めの値付けです。
クラゲ胡瓜、春巻きなど中華定番料理もよく、
上海ソーセージ、トマト豆腐は甘めの味付けながら印象的で
一回は試されてもよい特徴あるものです。
ソラマメと椎茸の炒め物など原価の割に値付けが高いものの、
淡い味わいで満足するのですが、
上海蟹を使った季節料理はあまりに高すぎです。
この店構えでフカヒレ蟹ミソ餡かけに
2万1千円出して食べる客がいるとは思えません。
現在、フカヒレの原価というものを知ってしまった友里としては
とても頼めません。
(フカヒレの話は、
今後シリーズで述べていきたいと思っております)
上海蟹ミソチャーハン5250円も高すぎ。
山本益博氏は絶賛していましたが、
ミソを節約しているのかインパクトが欠けてきました。
ご飯もボロボロしすぎ。
以前よりかなり味、CPが落ちておりました。
上海蟹芙蓉豆腐も5250円。
淡い甘さの味付けで悪くはないが量を考えると高すぎると思います。
上海蟹を使った料理をいくつか頼んでお腹を一杯にするには
一人2万円近くが必要、この店構え、サービスでは高すぎです。
<結論>
主人ではなく客が富裕層なのではないか。
上海蟹料理は蒸し蟹以外高すぎです。
普段の定番料理は悪くはないが
それだけでは新宿御苑近辺まで訪れる動機になりません。
話のタネにこの時期一回だけ、
でも蟹ミソチャーハンは頼まない方が良いでしょう。