第606回 勘違い移転で集客失敗の典型例、趙楊 その4
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- 2005年4月7日(木)
移転前の5千円コースとさして内容は変わらず、
かえって総量が減っていたのか追加を頼む羽目となりました。
夜はコースのみと言いながら、追加では単品を許す営業姿勢。
コースは量が少ないと自ら言っているようなものです。
前菜は新橋と同じ顔ぶれ、エビチリや汁なし坦々麺も同じです。
一番の問題は、スープをいれて7皿でしたが、
食べ終わる前にどんどん次の皿を持ってきてしまうことです。
どちらかというと早食いで通っている私達ですが、
それでも食べきる前に造ってきてしまうのですから、
まったく客のことを考えていないといえます。
最も渋滞した時は、テーブルに3皿たまってしまいました。
正に自己中心的な性格の料理人と言えるでしょう。
客を食べ急がしたら酒量が増えないのですから、
売上が伸びないはず。商売もヘタな主人と言えるでしょう。
昼は13時半頃、夜は20時過ぎに
店の裏から退出する主人を何回か見ました。
モチベーションが下がったのか、
もともとやる気がないのか知りませんが、
料理の早出しと開店時間内の帰宅。
主人がこれでは客が入るはずがありません。
夜の「陳麻婆豆腐」は激辛とリクエストしましたが、
それでも移転前のレベルには達していませんでした。
紹興酒も値付けがおかしい。
最低値でも一瓶6千円のものしか置いてありません。
他店では数千円で充分満足できるものが飲めます。
かくしてコースだけなら1時間で終わってしまいましたが、
単品を2品追加して一人1万5千円。
この内容ではあまりに高すぎです。
<結論>
以前の人気に勘違いして大幅値上げして集客に失敗、
引くに引けなくなってしまった勘違い料理人。
3万2千円のコースにも
〆は「陳麻婆豆腐」や「汁なし坦々麺」ですから
客を舐めているとしか思えません。近づかなくていいでしょう。
料理店はやはり主人の性格、
経営会社の営業方針次第ということを
あらためて立証してしまった店。
一人30万円、8名以上(つまり1回の食事で240万円以上)の
予約制コースも堂々とメニューに載せていますが、
ガラガラの店内では空しいだけです。