第486回 友里征耶のタブーに挑戦 その23盛り付けの美しさに拘るのなら、似合わない茶髪をやめろ
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- 2004年11月25日(木)
ヴィジュアル的にも耐えられるのでまだ許せます。
しかし、まったく似合っていない茶髪が
料理やケーキを造るのに必要なのでしょうか。
前にも取り上げましたが、
スターパティシエの辻口さんをはじめ、
最近はフレンチ、イタリアンとかなりの料理人の髪が
金色、銀色に染められています。
でも、よく彼らの顔を見てみてください。
似合っていると言うか、観賞に耐えられる人は
ほとんど居ないのではないでしょうか。
辻口氏も昔と違っていつの間にか銀髪。
髪を染めるのは自己主張の強い人の傾向かもしれませんが、
はっきり言わしていただくと
顔つきはイケメン俳優とはまったく違います。
最近のオープンでは、「よねむら」にも
金だか銀の髪のチーフらしき人が陣頭指揮していましたが、
この人もかなり無理がありました。
彼ら料理人は味付けだけではなく、
料理やスウィーツの見た目、盛り付けの美しさに
かなり拘っているはずです。
極端に言うと、味わいより見た目だけで
客を惑わそうと腐心している料理人の方が多いかもしれない。
それだけ見た目に拘っている人種が、わざわざ客前で似合わない、
見た目の悪い姿を晒すのは矛盾しているのではないでしょうか。
表現の自由もあり、
どんな化粧やカラーリングをするかは本人の自由です。
本来他人がとやかく言うことではないのですが、
料理の見映えには拘るのに、
自分の見映えに対して第三者的に見る事ができない、
つまり冷静に判断できないというのであれば、
造る料理やケーキもたいしたことがないのではないかと
私は思ってしまうのです。
似合っている、見ても違和感がない顔立ちならいいのですが、
そうではないのに無理に髪を染めたりピアスをしたりと、
おいしい料理やケーキを造るのに
何の必然性もないことをする行為が私は理解できません。
だいたい、もしおいしい料理だとしても
まずく感じるのではないでしょうか。
顔立ちの良し悪しの差別を言っているのではありません。
無理して似合わないことをするのはいかがなものか、
という考えです。
見栄や自己主張も違う形でやってもらいたいものです。