第460回 友里征耶と客を斬る その1

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  • 2004年10月30日(土)
先日ある料理店をやられている
シェフの方からメールをいただきました。
友里のコメントには賛同する部分もあるが、
辛口でずばずば料理人、店側への指摘はするが
客側の問題点はどう考えているのか。
全部料理人が悪いと言うわけではなく、
席に着いたとたんに灰皿を要求する客、
料理を出そうとしたら携帯をもって店の外に出ていた客など、
それでもこんな客にも全力でモチベーションを保てというのか、
というものです。

確かにおっしゃるとおり。
1億総グルメの時代と言われて久しいですが、
客側も改善していかなければならない点があるのではないかと
考えました。
友里征耶としても、
覆面取材といっても増長していないか、勘違いしてきていないか、
人間は弱いものなので
常にチェックしていかなければならないと考えました。
私は全部料理人、店側が悪いと言っているつもりはないのですが、
一般客側でコメントしているので、
その発言が甘いと思われたのかもしれません。
若い女性を個人的に誘っておきながら経費で支払う初老の客たち、
接待族の溜まり場の店の衰退、など
多少の問題点は書いてきたつもりですが、
もう少し突っ込んでみたほうがいいのではないか。

そこで、敢えて自分への戒めにもなると考え、
客側の問題点、それから、近著の巻末と趣旨はダブりますが、
巷で言われている
友里へ疑問、問題点にも触れていこうと考えました。
題して「友里征耶と客を斬る!」。

成り行き如何によっては、店側、料理人だけでなく、
一般客をも敵にまわしてしまう危険がありますが、
敢えてトライしてみたいと考えます。
とりあえずは、メールをいただいた方からの投げかけとして、
次回からは「タバコ」や「携帯」に焦点をあてますが、
その他友里に取り上げさせる「お題」がありましたなら、
ご提案いただければ幸いです。