第369回 ワインの諸々 その25最近感じるシャンパーニュの値付け

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  • 2004年7月18日(日)
友里が言い出したからだけではないでしょうが、
最近はノンヴィンのシャンパーニュを
6千円前後と安く設定する店をよく見かけます。
これでも充分(あくまで客側にとってですが)
利益がのっていると思いますが、
逆にノンヴィンのシャンパーニュを置いていない店が
出てきているのです。

私もうかつでした。
ノンヴィンのシャンパーニュが小売でも4千円前後ですから、
仕入れでは3千円くらいです、
ですから店では7千円を境に安い、安くないと考えましょう、
と述べてきましたが、
まさか、ノンヴィンとたいして価格が変わらない
ヴィンテージものを用意してくるとは思いませんでした。

今までは、ノンヴィンのほかは、
各シャンパンハウスのプレステージもの、
例えばドンペリ、グランダムのレベルだったものが、
モエやヴーヴクリコのただのヴィンテージ物を
1万2~3千円レベルでリストアップしているのです。
ノンヴィンは置いてありません。
グラスでもグランメゾンでもないのに
このヴィンテージものが1700円と高い値付け。

最近雑誌で評判の「レストラン ナルカミ」でのことでしたが、
店側も、手を変え品を変え、値付け率をわからないように、
そして売上げ増を狙ってきているようです。

1700円と高い値付けながら
ヴィンテージ物ということで
エクスキューズするつもりのようですが、
3杯ほど売れば仕入れをカバーしてしまいそうです。

今後も店側のワインの値付けに関する動向に目が離せません。