第347回 読者の方から友里への提案・質問への回答 その4店を増やせ、良い店を書け、1万円以下の店を取り上げろ
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- 2004年6月26日(土)
「もっと店の評価をかけ」というものがありました。
確かに過去のコラムを見直してみると、
店そのものの評価は週1回、多くて2回です。
読者の皆さんには、
週7回で打率が2割にも達しないことへのご不満かと思います。
これはもう弁解にしかならないのですが、
昨年5月にこのコラムを引き受けた際の条件は、
「無償で毎日更新」でした。
途中自己都合で数ヶ月週2回更新にさせていただきましたが、
今は復活しています。
つまり、自腹、限られた予算で料理店を訪問している友里の場合、
毎日新しい店を開拓して外食することは不可能なのです。
予算だけでなく、時間的、物理的にも無理と考えます。
よって、小出しの感はありますが、
週に1回か2回、あとは、宿敵(笑)料理評論家、
フード・レストランジャーナリストの揚足取り、基、問題提起、
とこの業界のタブーなどへのコメント、
そして専門のワインのことを
世に出ているワイン本とはまったく違った切り口で書くことにより、
延命を続けているのが現状です。
良い店が少ない理由ですが、それははっきり言ってしまえば、
「性格の良い料理人、経営者が少ない」からでしょう。
性格が悪いか勘違いした料理人と、
やはり増長してしまった書き手との癒着で成り立っているのが
この業界の真実です。
店側から垂れ流される情報を
料理評論家、フード・レストランジャーナリストが
より脚色して発信、それを読者が鵜呑みにして訪問、
つまり大変言いにくいことですが、
マスコミから洗脳されて
判断力を失ってしまった一般客が増えてしまい、
店側へのチェックがなくなってしまったのも、
良い店が少ない要因の一つでしょう。
やはり、物事は同じ方向からではなく、
反骨心も含めて
いろいろな着眼点で見ていかなければならないと考えます。
1万円以下の店が少ないかどうか、
最近は料理だけでは
ほとんど1万円以下の店を取り上げているつもりです。
ただし、私を含めて仲間は結構お酒を飲みますので、
結果客単価が上がってしまうのでしょう。
その辺はご理解のうえ、
修正して読み取っていただければ幸いです。