第345回 箱根で立ち寄るほどの店か、箱根 竹やぶ
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- 2004年6月24日(木)
渋滞を避けるためかなり早めに家を出たためか、
目的の温泉旅館のチェックインに早すぎる時刻に、
芦ノ湖近辺に到着。
時間を潰すため、関所を見学して、
大涌谷の黒玉子を食べて寿命を延ばしましたが、まだ昼前です。
どうしようかと車をとりあえず転がしていたら、
「箱根 竹やぶ」の看板が目に飛び込んできました。
「箱根で蕎麦か」との家族の疑問もありましたが、
確か現在では柏の「竹やぶ」の直営店は
「六本木ヒルズ」とこの「箱根店」の2店だけのはず。
しばしの説得時間を要しましたが、
無事開店前に車を乗りつけることができました。
六本木ヒルズの開店当初も行列ができていましたし、
その昔、暖簾分けなのか恵比寿の店も
11時半のオープン時にはかなり人が並んでいました。
閉める数年は客もまばらになり、
入場禁止だった幼児の入店も許可するなど、
ハードルを下げた経営方針に転換したのは記憶に新しい。
果たしてこの箱根店は
どれほど混んでいるかと期待していたのですが、
開店直前だというのに我々が一番乗り。
結局1時間あまりの食事で、客には数組しか遭遇しませんでした。
相変わらず蕎麦1000円、豆腐は600円、
そして玉子焼きは600円としながらも
2人前からなので1200円かかるという融通の利かなさは、
東京と同じです。
天種など値付けの高さも同じならば、
蕎麦を含めた料理の味も大差なし。
私の食後感は、
わざわざ箱根まで来て入る店ではなかったと思った次第です。
しかしこの高い値付け、地元の人の違和感は相当なものでしょう。
結局、箱根を訪れる観光客を対象としているようですが、
六本木や柏で経験のある客が入るとは思えません。
2階建ての大箱で、ホールのキャパは20名くらい、
他に個室があり、2階もなにやら部屋がありそうでしたが、
まったく使われていませんでした。
何故に柏の蕎麦屋がわざわざ箱根へ進出したのか、
私はわからなくなりました。