第262回 友里征耶の提案 その1一度一緒に食事をしてみたい
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- 2004年4月2日(金)
自称料理評論家、フード・レストランジャーナリストたちは
実際料理店でどんなふうに料理をあじわい食べているのかと。
唯一、大阪弁がかなり目立つフードジャーナリストの方には
何回か遭遇した事があるのですが、
たまたまそれらの料理人と親しかったからか、
大きな声でヨイショしているように
「おいしい、おしいしい」を連発しておりました。
その店の一つは
私に言わせれば「過大評価の勘違い料理人」の店で、
リゾットを既に蒸した飯から造って手抜きをしていたのですけど。
とても評価する側の立場の人間には見えませんでした。
そこで、彼らとなんらかの機会があれば
一緒にテーブルを囲んで食べてみたい
といった思いが沸いてきたのです。
彼らと同じ料理を同時に食べて、彼らと私がどう感じるかです。
ただそこにはある制限がでてきます。
私は一応自腹で覆面取材を謳っていますので、
その料理評論家、フード・レストランジャーナリストから
連絡がいって店側にあらかじめ来店するとわかることは避けたい。
カメラで隠し撮りされ身元を突き止められて公開される、
怒っている料理人たちに連絡して待ち伏せされる、
なども避けなければなりません。
方法としては、第三者を介して交渉し、
訪問先はお互いに知らされずにその第三者と別々に落ち合って、
ある店に連れて行かれて一緒に食事をする、というものです。
実際私からみてリーズナブルだと思われるジャーナリストの方に、
ある編集者を通してその申し込みをしたことがあるのですが、
色よい返事は返ってきませんでした。
料理店だけでなく、フード・レストランジャーナリストたちにも
友里は避けられているようです。