第956回 早食い競争に来たんじゃないぞ、一よし 1

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  • 2006年4月18日(火)
知る人ぞ知るカウンター割烹の有名店「一よし(いちよし)」は、
京都の祇園町北側にあります。
数年前に移転したようですが、
以前から京都の名店として知られていた有名店。
ここで修行して独立した若手の店も
祇園で常連客を中心に流行っています。
コース仕立ての少量多皿料理で有名だとの予備知識はありましたが、
これほど食後感が悪い店だったとは想定の範囲外。
料理だけではなく環境も最悪でした。
まずカウンターに座った瞬間に今までの期待は萎んでしまいました。
カウンター上には
個人個人に灰皿が最初から用意されているではありませんか。
あらかじめ喫煙客が来店してくると想定しているのですから、
客層は知れています。
当日は我々の他、喫煙する常連の同伴カップルが2組と、
小上がりには、雄たけびを上げ泣き叫ぶ幼児を伴った
常連の家族連れという最悪の環境でした。
終始隣客からの紫煙に晒され、
ホステスは何の遠慮もなく携帯電話をカウンター席からかけまくり、
奥の小上がりからは幼児の大声、
ファミレスでもここまで環境が悪いだろうか。
当日が偶々との言い訳も考えられますが、
このような非常識な常連を許している店側の
営業姿勢が根本的に問題です。
幼児を連れてくること自体を批判しているのではありません。
何の遠慮もなく幼児の絶叫を許している親の態度はいかがなものか。
そして隣の常連は板場で焼いていた鱧を鰻と間違えていました。
常連客の質も店の格に直結するもの。
私は最初からずっこけまくってしまいました。

ご飯まで16皿ほどの小皿料理は矢継ぎ早に出されます。
客が食べ終わらなくても次の皿を勝手に出してきますから、
皿が停滞してしまいます。
ゆっくり出してくれと頼んでもペースは変わらりませんでした。

<明日につづく>