第955回 友里も嘘を書いているだろう

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  • 2006年4月17日(月)
ある読者の方から先日厳しいところを追及されてしまいました。
「友里もコラムで『嘘』をついているではないか。
『しみづ』にここのところ行っていないと書いていたが、
行っていたのではないか」

うーーむ、そんな事がありましたね。
確か記憶によりますと、最強鮨サイトで、
「しみづ」の客や主人が友里を確認した
ということが書かれてあったので、
バレているか確認しに行ってから、
煙幕を張るためにしばらく行っていない、
だから人違いであろうと書きました。
当初サイト主催者が書き込んだ日時近辺では
訪問した事実がなかったので、
ちょっと強調して「ここのところ行っていない」と書いたのです。
実際は無駄な抵抗でありまして、
「しみづ」の主人は私を知っているということが
今年に入ってある出来事でわかりました。

私は覆面をウリにしていますから、
噴き上がる自己顕示欲を無理に抑えて
店では正体がわからないように努めています。
本当は店で見聞きしたことを、
知人からの情報と濁したこともあります。
行った人数を修正したこともあります。
厳密に言えばこれらは「嘘」と糾弾されるかもしれませんが、
これは友里を続ける意味での必要悪だと考えた結果であります。
行っていないのに行ったとしたわけではなく、
聞いていないのに直接聞いたと書いたわけではなく、
そのまったく逆。
フィクションというか創造したものではなく、
自分を含めたニュースソースをボカそうとする手段。
無駄な抵抗かもしれませんが、
正体のバレをなるべく避けたい友里の必要悪と
お許しいただきたいと考えます。

それにしても「しみづ」のオヤジ。
今年に入っての彼とのやり取り、
経緯の詳細は彼の名誉のためにここでは未だ書きませんが、
今でも常連客には、
「友里に一発かませてやった」みたいな口調で自慢しているとか。
真実はまったく逆ですから、
あまり誇張というか嘘を吹聴しないほうがいいと思います。
世にはICレコーダーという便利なものがあるくらいですから。
事実と違うことを自慢していたら
いずれはバレることもあるでしょう。

また、ある読者の方から
「しみづ」主人の口から直接聞いた話をメールでいただきました。
「あの人の言うことは8割がた当たってんですけど、
あの人の言う通りにやってたら商売にならないんすよ。」

「あの人」とは当然「友里征耶」であります。
読者の方が
「友里さんは『しみづ』さんのことが好きなのか嫌いなのか
わかりませんね」
と主人にふった後の回答が、
「嫌いでしょうね」
と始まってつづいた発言だからです。
アンチ友里の急先鋒と思っていた清水氏ですが、
結構この友里のことを理解していただいていたと知り、
なんだかうれしく感じた次第です。
でも、私は料理人に「儲けるな」と言った覚えはありません。
「不当に儲けようとすると客が入らなくなる」
とは酸っぱくなるほど言っていますけど。