第931回 たいした店が掲載されてないぞ、BRIO
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- 2006年3月24日(金)
あまり役に立たない雑誌を購入してしまいました。
「BRIO 4月号」では、
「銀座を選ぶ男でいたい」とあり、
何人かの有名人?が銀座の料理店やバー、クラブを紹介しています。
小山薫堂氏は食通を自認しているようですが、
市川右近氏、奥山和由氏など
食通として広く世間に認知されているのでしょうか。
若干名が売れているというだけの人選と推測する安直な企画。
またそれに跳びつく友里はじめ一般読者のミーハー精神。
わが国の飲食店業界が
まだまだ未成熟であるという証左といえるでしょう。
各人、思い入れがあるようなのですが、
既に露出しまくっている店もあり、
逆に知らない店では行ってみたいと思えるような店が
まったく見当たりません。
薫堂さんは、他の雑誌での
「銀座推薦特集で自身が推した店とは違った店を選ぶなど、
出版社への配慮は見えますが、読者へは背信行為。
なぜ前の雑誌で書かなかった店を出すのか。
今回なぜ前に取り上げた店を書かないのか。
推薦したほどの良い店が
こんな短期間に全取替えされるとは思えません。
とにかくこれらの店は、真の一押しの店ではないのでしょう。
最近店から頼まれた、シェフと親しくなった、
といった裏があるのかもしれません。
「ナルカミ」なんてかなり前に、
友里がペケ出しした店もありました。
最近極端に露出が減っている店ですから、
救いの手を差し伸べたのかもしれません。
この手の雑誌は、あるていど読者にインパクトを与える
「煽り」が基本だと思うのですが、
この雑誌では思うように成果があがっていないようです。
そして、これはいかがなものかと思ったのが、
多店舗展開している「スープストック」の
取締役会長の肩書きの方が登場している誌面です。
飲食店経営会社の代表者という
同じ業界真っ只中の人を選んでしまっていいのだろうか。
利害関係の問題がでないのかどうか。
案の定、ちゃかり、自身の会社が介入している店、
「銀座ストック」を推薦してしまっていますから、
この特集に公平性を期待することはできないと考えます。