第900回 表参道ヒルズの初日に行ってしまいました 2

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  • 2006年2月21日(火)
飲食店が主体の3階へ上がるには、
狭いエスカレーターが便利なようです。
エレベーターもありますが、
思ったほど数がなく場所もわかりにくい。
「ずいぶん小規模な店ばかりで、客単価は数千円の店が多いな。」
3階の飲食店フロアを最初にざっと歩いた私の感想です。
私が問題提起してきた高額店、
例えば、高額鮨屋、高額フレンチ、高額中華、高額和食が
まったく見当たりません。
昨日もちょっと述べましたが、
森ビル側が予想する来訪客層に合わせた勧誘なのか、
それとも、六本木ヒルズはじめ
ここ数年の再開発ビルへ出店した高額料理店の苦戦をみて、
森ビルの甘い誘いに乗らず慎重になったためなのか。
どちらにしても賢明な判断だったと私は思います。

主だった店を外から見、
またスタッフに質問したことなどを簡単に述べたいと思います。

- トラットリア アンド ピッツェリア ザザ
唯一といっていい大箱で多店舗展開の店でした。
サルバトーレの商標がないようですが、
ワイズテーブルの経営の店でしょう。
サルバトーレのクオモ氏と
ピッツェリアの大西氏の大きな写真が飾ってありました。
ランチは六本木のサルバトーレと同じくビュッフェスタイル。
2千円台ですが、このあたりの値付けは絶妙です。

- ミスト
ラーメン屋のようですが、1250円は高すぎではないでしょうか。
六本木で撤退した「バサラ」も値付けが高すぎたから。
落着いてきた時が正念場となるでしょう。

- やさい家 めい
コースはなく、前菜や小料理、
メインと1千円台から3千円以内で用意されているようです。
コース全盛のこの時期、単品料理は客側の選択肢を増やしますから、
料理さえ良ければうまくいくかもしれません。

- 洋食ミヤシタ
何を勘違いしたのか、宴会用コース和食の店が洋食に進出です。
本職の和食も、まったくクオリティというか、
CPの良さを感じませんので、洋食でうまくいくとは思えません。
まずは価格設定というか客単価の計算に失敗だと感じました。
他店が安い設定なのに、ランチのコースが5250円。
ディナーはなんと8千円。
単品もありますが、前菜が2千円前後で6種、5種あるメインは、
オムライスが2500円、そのほかは3500円前後とかなりの高額です。
今までの再開発ビル、特に交詢ビルで苦戦している店の
教訓が生かされていないようで残念です。
オープン初日は昼こそ予約で一杯でしたが、
夜は昼過ぎの時点でもまだ空いているとか。
初日でこれですから、前途は多難といえるでしょう。

- はせがわ酒店
思ったより小規模です。
スペースの半分は日本酒の保管にあてられ、
カウンターはかなり小さい。
料理はアテくらいのようで、
購入する前の試飲といった位置づけでしょうか。
雑誌ではスポットを当てていましたが、
鳴り物入りといった感じ、規模ではありません。

- ビスティーズ
地下にあるワインショップ兼ワインバーです。
アメリカワインを主体に、
何十本とカード式のグラスワインサーヴァーで
客はセルフでワインが飲めます。
1杯は500円からで、オーパスワンが3千円チョイだったか。
割と安めの設定というか、安いワインを扱っている店です。

- ポワヴリエ
唯一入店してみたいと今回感じた店。
スパイスショップとカフェということで、
昼、夜とカレーなどスパイスを使った軽食と、
安いワインを提供する店のようです。


その他の店はカフェやショコラの店でして、
友里として興味がなかったので詳しく見ておりません。
六本木ヒルズに比べて、高額店がまったく入っていません。
交詢ビルの店と比べても、
客単価は半分以下の店ばかりではないでしょうか。
場所柄、カフェやワインバーといった
チョイ食べ、チョイ飲みなどのニーズはあるでしょうが、
かといってラーメンがウケるかどうか。
しかし、ここで又コケると、森ビルの威信にかかわります。
次のプロジェクトから
誰もテナントが入らなくなる可能性がありますから必死でしょう。
しかし、アークヒルズ、六本木ヒルズ、
と必ずしも成功したとは思えない再開発の連続。
そろそろ路線を転換したほうがいいのではないでしょうか。