第882回 純粋な読者限定本、東京ハッピー・レストラン 4あまりに自己顕示欲強すぎ!

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  • 2006年2月3日(金)
いやー、こんな事を自分の本で書いておきながら、
今尚「ジャーナリスト」と名乗り続けているのですから
お笑いですよ、犬養裕美子さん。
「レストラン サカキ」の頁で、
「厨房の榊原大輔シェフに会しゃくしてテーブルにつき、
最初は『生ビール』」と書き出しております。

しかし、この店はオープンキッチンではありません。
手前側と奥側とホールが分れていますが、
どちらも普通にテーブルにつくならば、厨房を見る事はできません。
勿論鍋を振っているシェフを見ることなど出来ないでしょう。
ということは、
わざわざ厨房入り口付近まで行って声を掛けるなりして会釈したか、
シェフがわざわざホール付近まで迎えに出ていた
ということになります。
どちらにしても「特別待遇」。
そこのけそこのけ犬養様が通る、といった感じがしますが、
わざわざ本でそんな事を書く彼女の心境とはどんなものでしょうか。
「純粋な読者」相手に、シェフとの「親しさ」をアピールして
自分の権威付けにしたい思惑が丸見えです。
マスヒロさんがよく使う手法でもありますが、
いかにも底が浅い考えであります。
「純粋な読者」以外の方が
この本を読まれる可能性はかなり低いですが、
こんな「自慢話」に感心する人が他にいるでしょうか。
まったく知性を感じない行動であります。

巻頭では、
「私はレストランジャーナリストという
ちょっと気恥ずかしい肩書きで仕事をしている」
と述べています。
「気恥ずかしい」もなにも、この肩書きを名乗り続ける限り、
「私は『ジャーナリスト』という意味を
まったく理解していません。」
と自ら公表しているようなものです。
その事がまったくおわかりにならないのが、
犬養さんの悲劇であり喜劇であると考えます。
相変わらず、上智大学文学部卒業と
プロファイルには一番に明記していますが、
他の多くの同大学卒業生にとっては、
えらい迷惑になっているのではないでしょうか。
これまた同大学を自分の権威付けに利用する手法ですが、
自分の浅はかな言動が同大学関係者の足を引っ張っている現実を、
彼女は理解できないのでしょうか。