第873回 本気でヘルシー料理を出す気があるのか、正(GOKAKU) 1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2006年1月25日(水)
昨年はじめ、色々な料理店紹介雑誌など
マスコミにかなり露出していた
「やさい料理 正(GOKAKU)」。
三宿から青山の裏路地に移転して、
当時はかなりの注目を浴びていたようです。
店名そのもの、野菜を全面にヘルシーさを出して、
女性を主体に集客をはかる戦略のようですが、
この店の特徴は、電話の出と皿出しが遅いこと、
そして喫煙家に優しいことです。
何回か予約の電話をいれたのですが、
スタッフはなかなか受話器をとりません。
忙しい業務中ではない時間帯でも待たされましたから、
サービス業としてはいかがなものか。
毎回なのでイライラで血圧が上がってしまって
ヘルシーではなく不健康になってしまいます。

ようやく予約が取れて、
ヘルシーな夕食を楽しみに入り口を開けると、
店内はタバコの煙で一杯。
野菜料理主体のヘルシーさがウリだとのことでしたが、
ちっとも健康に留意していないではないか。

料理は一品のポーションは小さく、総量も多くはないのですが、
いかんせん皿出しが遅いのでお腹は時間の経過と共に膨れてきます。
体によいとされる野菜主体の料理を食べに行って、
必要以上に店内に居ることで紫煙に長時間晒されるのは、
体にいいはずがありません。
例えるならば、人間ドッグに頻繁に通って健康に留意している人が、
実際は放射線を大量に浴びていている実態となんら変わりません。
野菜といったヘルシーさを前面に出していますが、
実際狙っている客層は、
健康をあまり考えない若い女性の喫煙家が主体。
まったくコンセプトが統一されていない、
集客だけを考えた「ヘルシー志向」ということでしょう。

<明日につづく>