友里征耶　行っていい店、わるい店

第790回　友里征耶の問題点　８性格が悪いのはお前の方だ

友里は、経営者や料理人の性格の良し悪しが
客側から見るところの店の良し悪しに直結すると主張しています。
「性格の悪い経営者や料理人の店にうまいものなし」
と、なんとかの一つ覚えのごとくとなえています。

しかし掲示板などのネットやグルメサイトの主宰者からは、
「性格が悪いのは友里、あんたの方だ」
と言われている現実があります。
性格の悪い人間が人のことをあれこれ言えるのかどうか、と。
弁解になりますが、そのような主張をされている方で
私の素顔というか、
個人としてのお付き合いをされている方はいらっしゃいません。
あくまで、拙著や週刊誌、夕刊紙のコラム、
そしてこのコラムでの発言をみて、
わざわざレストランへ行ってあれこれ粗探しして文句をつけて
クレームばかりしている、
と勝手に解釈されての判断と私は推測します。

実際の性格が悪いかどうかは、
本人を知る他人が判断することで
私がどうこう言えるものではありません。
しかし、ほとんど外食は自腹の友里、
何で好きこのんで身銭を切ってまで
店でわざと不愉快になるでしょうか。
ご一緒した人と結構楽しんで食事をしているだけで、
帰宅してから色々思い出し、
友里色を出して記録に残しているだけです。
最近は、
ワインの値付けやメニュー構成に触れなければならないので、
無理して暗記する努力をしていますが、
普通の一般客を装っていますので、
端から性格の悪い客だとは思われていないと思います。
現に、友里という不愉快な奴がこの間来店した、
とスタッフから私本人にむかって
その情報を教えてくれた店も多々ありまして、
思わず連れと笑ってしまったことも何回かありました。

主張から著者の性格云々を言われてしまったら、
バイオレンス小説の作家は皆暴力的な性格なのか、
純愛作家はみな純粋なのか、ということになります。
ただ、ヘソが曲がっていると言うか
着目点がお上品ではないのは認めるところでして、
意識して「皮肉」を多く散らばしていますから、
世間一般で言うところの
「性格のよい人間」とは言われないとは自覚しております。
でも、「友里は性格が悪い」と断言できるほど
傑出した悪さを撒き散らしているのだろうか。
またこんなこと書くと怒られそうですが、
一緒に仕事した人たちやスタッフが
次々離反していくマスヒロさんと比べてどうなのか。
本当のことをズバッと言うのが良しとされず
「悪口」ととられてしまう日本の風潮も
友里には向かい風となっているようです。