第701回 友里のニセモノが出現?

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  • 2005年7月11日(月)
読者の方から「友里の正体が『しみづ』でばれたようですよ」と
教えられ私はびっくりしました。
第565回のコラムで、素人の立場でも
飲食店もしくは料理人に感情移入してしまい、
毎回ヨイショ日記を書き続けて
営業に一役かってしまうサイト主宰者の問題点を取り上げました。
毎月10回以上でしょうか、しみづ、あら輝、新橋鶴八、つかさ、
與兵衛、弁天山など高額鮨屋を訪問する
寿司最強サイトの例を挙げたのですが、
この主宰者は以前から友里には批判的で、
拙著に対しては厳しい書評を発表されています。
その彼の6/23の日記で、
「本人だと分かりました、と。」とのタイトルで、
「しみづ」で居合わせた客とのやり取りが書かれていたのです。
よく「しみづ」で会うという某氏から
「先日、このカウンタで、あの友里氏が座っていましたよ。」
と教えられたそうです。
「しみづ」の主人も、
「そうそう、あれが本人だと分かりましたよ。
是非ネットで書いておいてください。」ということで、
「友里」がその日の日記のネタになったようです。

ついに「しみづ」でもバレてしまったと
心配していただいた読者の方の有難い情報だったのですが、
私自信イマイチ思い当たるフシがないんです。
6/23に先日ということは、そう昔のことではないはず。
確かに今年になって「しみづ」へは一回行った事はあります。
しかし、いわゆる「先日」に値するであろう日には
行っていないんです。
シャリがだいぶ変化(私には改善されていたと感じ)していて
再評価させていただいたのですが、数人でのわずか1時間あまり。
周りには常連っぽい人は居なかったと記憶していますし、
他の客に邪魔にならないようにワイワイ楽しんでいたので、
どうしてわかったのか。
メモを取るタイプではありませんので、
顔写真が出回っていない限りそう簡単にバレるとは思えません。
知人が別の店で、「初回からワインを持ち込もうとした、
ふてー野郎がいた。それがなんと友里だった」
との主人の話を聞いてきた事がありましたが、
私はその店にワインを持ち込んだ事はおろか、
持込を交渉した事もありませんでした。

どうやら、その店も「しみづ」も含めて、
友里の偽物が最近闊歩しているのではないでしょうか。
もしくは、セコセコとメモする人
(結構グルメオタクによく見られる)を見かけますから、
態度がでかい人がいると友里だと勘違いしてしまうのでしょうか。
本物は決して態度がでかいとは思っていないのですが、
世間のイメージはそうなんでしょう。

友里自体がもともとメジャーでもなく、
わざわざ偽物が名乗ったところで、店から塩を撒かれるのが関の山。
特別待遇が受けられるわけでもないのですから、
わざと成りすましたのではないでしょう。
つまり、世間には色々と
友里的なイメージをお持ちの方がいらっしゃるということで、
私としては一安心した次第です。

しかし、このサイト主宰者、各店の主人に
自分がサイトでヨイショしていることを通達していることが
この日記でわかりました。
なぜ店側にしゃべるのか。恩着せて常連然とし続けたいのか、
身を明かしてしまったら、
問題点など気づいた点を書く事は出来ません。
良い事しか、もしくは無理に
ヨイショだけを書くことになるでしょう。
彼の寿司サイトの内容は、
相当割り引いて読まなければならないことがわかります。
彼の陥ったトラップの深さはかなりのものだと
あらためて感じました。
自己顕示欲も
自称プロのマスヒロさんにも負けないかもしれませんね。

でも、「陰口は必ず相手の耳に入るのが人生不変の真理。
もって他山の石とすべき教訓という気がするな」と〆ていましたが、
わかっているのかどうか。
日本で堂々と飲食店に対しての問題提起(悪口という人もいます)を
ネットで書いている人は、そうはいないと自負しています。
内容その他に色々ご意見があり、
そのご批判は都度真摯に受けるよう気をつけていますが、
これを「陰口」と言われるのは誠に残念。
逃げも隠れもせず、文責もある立場で堂々と発言しているからです。
逆に私は、当事者である料理人にぜひ読んでもらいたいと思って
いつも書いていることをご理解いただきたいと思います。
でも、返事や弁解、文句はほとんど皆無なんですけど。