第551回 友里征耶と客を斬る その13シロートのくせに

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2005年2月11日(金)
犬養裕美子氏が以前実名こそあげていませんでしたが、
雑誌で友里を対象としているとしか思えない前後関係で
「所詮シロートはシロート」
というコメントを発しておられました。
そしてある週刊誌でこれは友里と限定して、
「事実誤認が多い」
と具体的箇所の指摘がないまま言い逃げてから、
友里に対してはまったく反応を示さなくなりました。
「素人」に対して金持ち喧嘩せずならば
最初から反応しなかったはずですから、
これ以上の理詰めでのディベート合戦は難しいと
急に方向転換され
ダンマリを決め込んでいらっしゃると解釈しておりますが、
今回はこの「素人」とは何か、を考えてみたいと思います。

私は週刊誌の掲載で一著前に
「コラムニスト」と名乗った記憶はありますが、
プロの料理店評論家、料理批評家、
ジャーナリスト、ライターと称した記憶はありません。
最初から「一般客」の一人と言っているつもりですから
「素人」は確かに当たっています。
ただの外食好きな中年男性なのです。
でも、お金儲けはうまくて
そういった意味では犬養女史はプロでしょうが、
料理の味わい判断や取材方法に関しては
まったく「素人」としか思えず、
「ジャーナリズム精神」のかけらも持ち合わせていない人から
蔑視的なカタカナで「シロート」と言われるのは
あまりいい気持ちがしません。

以前にも書きましたが、数が多ければいいって物ではないことは、
ラウンド数が異常に多くても
90を切れないゴルファーが存在することで証明されます。
1万軒以上の取材がなんぼのものか
という読者が多いのを知ったのか、
最近はそれをウリにしていません。
確かに一般客に数本毛が生えているかもしれませんが、
料理人の本心ではない宣伝文句を鵜呑みにして垂れ流し、
一般客が食べてもおいしくないイマイチと思われる料理を
不自然においしいと宣伝する姿は、
真実を追究する努力を放棄し、
味がわからないということをさらけ出しているだけでして、
それは我々と同じく「素人」そのもの、
もしくはそれ以下だと考えます。

本当は料理人の上辺と中身がわかっている、
料理も本当は味がわかる、
しかし営業上の立場からヨイショ記事を書いている、
というならば
それは真実を覆い隠し読者を騙していることになると思います。
テニスもそうですが、
料理店取材も勝手に名乗れば誰でも「プロ」と称せます。
しかし、テニスとは比べ物にならないくらい、
この業界はみんな「素人」ばかり
といっても過言ではないと考えます。