第538回 ついに意地を捨てたのか、交詢ビルの飲食店

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  • 2005年1月29日(土)
相変わらず閑古鳥が鳴いている店が多い交詢ビルの飲食店。
年末年始発行の雑誌に
かなり力をいれて宣伝してもらっていましたが、
効果はないようです。
5階のフロアへはなかなか行けないのですが、
4階で勝ち組は
「よねむら」、「六覺燈」くらいではないでしょうか。
ランチでは「やた」にもかなり客を見ることが出来ますが、
夜はどうだか。
閑古鳥を見られたくないのか、
「かつぜん」のように目張りをして
中が見えないようにする店もでてきました。
でも、それで客が増えるものではありません。

そして最近の発見。
ランチ専門の薄いパンフが作られており、
ランチに力を入れだしたというか、
まずはランチでなんとか集客をはかろうとの作戦にでてきたのです。

そして価格も改定している店がいくつかでてきました。
客が入らずいつまで意地が張れるかと思っていた「趙楊」は
ランチでコースが4千円、5千円と半額近いものを設定、
夜も最低が9千円から6500円に大幅改定してきたのです。
「今半」も網焼きの価格が3割ほどやすく修正。
「逸喜優」も夜でも5250円のセットがあることを
貼り出していました。
あのもっとも悲惨と思われる「かつぜん」でも、
昼のトンカツの価格は変わりませんが、
牡蠣フライやミックスフライ、
揚げ物のない定食(ブリ大根)を
3千円くらいにおさえて出しています。

でも、あまり効果はないようです。
客はそんなに増えていません。
「趙楊」にしても「かつぜん」にしてもこれでも高すぎ。
帰り際、直ぐ近くの「梅林」というトンカツ屋をのぞいたのですが
席に座れない人まで居る混雑でした。
勿論トンカツは2千円以下です。
やはりトンカツの価格は
せいぜい2500円が限界ではないでしょうか。
要はまだまだ価格が高すぎるのですが、
このことをアドヴァイスする人間が、
交詢ビルや三井不動産に居ないことが悲劇です。
それともあまりの高い家賃でこの価格が限界なのでしょうか。
どちらかというと相場が安いはずのトンカツや
四川料理を高家賃のビルに誘致したこと自体が
間違っていたのではないかと考えます。