第500回 友里征耶と客を斬る その7同業者のくせに店批評をするな
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- 2004年12月9日(木)
飲食店関係者である友里が、
同業である店を批評するのはおかしい、といった意見を
ネットで見ました。
私の唯一のウリである?
日本ソムリエ協会認定ソムリエという肩書きからそう想像したのか、
それとも誰かの勝手な思い込みなのか、
噂の起源ははっきりしません。
確かに私が飲食店関係者であったならば、
同業を批評するのはおかしい。
トヨタ関係者が評論家を名乗って
日産を批判することができないのと同じです。
逆に私は、飲食店とずぶずぶの関係というか、
自分の会社や所属会社の社長が取締役をしている会社の営業科目に、
飲食店へのアドヴァイスやイヴェントなどを堂々と挙げている
山本益博氏や犬養裕美子氏を問題視している身です。
飲食店業界と金銭のやり取りが推測される身で、
公平な批評ができるのかと声を大にしている友里が、
自ら墓穴を掘るような飲食店関係者ではないことを、
ここであらためて宣言させていただきます。
昨日飲食店の商売は楽ではないと申しましたが、
料理店評論も実際はこれだけでは成り立たないと考えます。
評価本の印税や原稿料は知れています。
どんな評価本もメガヒットするわけではなく、
新聞や週刊誌の原稿料もしれているので、
実際の取材費、つまり食費代のほうが上回ってしまうからです。
ですから、高名な料理評論家、
フード・レストランジャーナリストたちは、
レストラン評論で名を売ってから、
料理店の立ち上げなどのアドヴァイス、イヴェント企画、
TV出演、雑誌の大々的企画物、などを仕掛けてくるのでしょう。
しかし、それでは生業の元が飲食店業界ということになります。
恩ある業界を、
果たして彼らは公平に評価することが出来るのでしょうか。
客側にたつことができるのでしょうか。
友里はおおいに疑問であります。