第249回 料理評論家、フード・レストランジャーナリストの習性・実態 その26グルメ業界は、真の「ジャーナリズム」とかけ離れた「ジャーナリスト」しかいないのでは?

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  • 2004年3月20日(土)
詳しい、もしくは専門的な
「ジャーナリズム」の意味は知りません。
しかし、我々素人のイメージとしては、
時の権力にも屈しない、批判や検証精神にのっとった
取材方針を意味しているのではないでしょうか。

自称フード・レストランジャーナリストたちが
安易に名乗ってしまっている「ジャーナリスト」。
しかし、他の「なんとかジャーナリスト」と比較して、
これほど空虚な響を持つ肩書きはないのではないでしょうか。

私が日頃から述べているように、
彼らには真の真相追究や真の批判精神があるとは思えません。
オーナーでないのがわかりきっているのに
「シェフの店」と言いきり、
店紹介として店側、シェフ側のコメントを
そのまま垂れ流しています。
これでは、フード・レストランジャーナリストではなく、
フード・レストラン スポークスマンではありませんか。

実際はわかりませんが、
取材対象者と仲良しだ、親しい
と公言してはばからないジャーナリストは
他の分野ではいないのではないでしょうか。

真のジャーナリズムという意味とはかけ離れた取材精神で、
よく「ジャーナリスト」と名乗ることが出来るのか、
彼らの勘違いに驚きです。
勘違いした自称「ジャーナリスト」には、
勘違いした「料理人」や「料理店」を
真摯に評価することは望めません。