第620回 あの店は今・・・ アッカ 1

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  • 2005年4月21日(木)
サービスなどに対する問題点、
そしてオーナーシェフである林氏の
経営姿勢に疑問を呈して2年近くになります。
しかし年末になると、
友里が訪れてみたくなる動機は何なのでしょうか。
皿出しが遅くイライラしますが、
料理自体にある種魅力を感じているからかもしれません。
今回は1年前逃した予約必須の
「仔羊のスティンコ」(すね肉1本を煮込んだもの)を
あらかじめ電話でオーダー、準備万端で臨みました。

自動ドアは相変わらず健在です。
懸念していたシェフの兄弟のカムバックはなく、
昨年と同じく「まとも」なスタッフが
一人で走り回っており一安心。
コースは消費税込みで8925円のプリフィクス。
前菜、パスタ、メインと各4種くらいで選択肢が少なく、
特にメインはこの時期、イベリコ豚(二人前から)、
子羊(スティンコ 予約制)、蝦夷鹿、カツレツ、
魚(アクアパッツァ)ですから、
知らないで入店したら、
カツレツ、蝦夷しか、魚の3種しか頼むものがありません。
メインの選択肢を増やしていただきたいものです。

アミューズとして出てくる数品はなかなかのもの。
イタリアンテイストのコハダは面白い。
一口スプーンのフォアグラとシャーベットは好きになれませんが、
定番のバーニャ カウダはいけます。
パンにつけるといくらでも食が進みます。
前菜も頼んだものが当たったようです。
2100円追加した丸ごとの鮑、そして白レバーとも
繊細ながら印象的なものです。
レバーが得意でない方でもその味わい、旨さを感じられるもので、
試されることをお勧めします。

<明日につづく>