第544回 料理評論家、フード・レストランジャーナリストへの質問状その7コンサルで失敗した例を公開せよ

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  • 2005年2月4日(金)
既存の自称料理評論家、
フード・レストランジャーナリストたちがその所属会社を通して
飲食店のコンサルタント業務をしているのではないか
という指摘は何回もしてきました。
飲食店や有名シェフに関することならば、
どんな些細なことでも介入したいというのが
彼らブローカー的な職業人の習性だと思いますが、
その裏の本業であるコンサルタント業務、
実際うまくアドヴァイスしているのでしょうか。

実は六本木ヒルズの飲食店のアドヴァイスもしていたと聞きました。
その店をコラムで取り上げて推奨する手法はしかし感心できません。
多店舗展開の店の立ち上げにも加わっていたそうです。
そして、森ビルの原宿プロジェクトにも顔を出しているとか。

でも、実際
有効なアドヴァイスというものが出来ているのでしょうか。
一向に六本木ヒルズの店は立ち直っているようには思えません。
価格を安くする、入店条件を下げてくる店がありますが、
「流行る店」にもありましたが、失敗したら潔く撤退。
下手に小手先だけ改善しても
絶対に集客には結びつかないと書いてありました。
客は以前と比較してしまい、
苦戦しているのを見透かされてしまうからです。

私は言いたい。
表でしたり顔して偉そうなことを述べている人がいますが、
実際の利益の根源、裏のコンサル業で失敗した例は
沢山あるのではないでしょうか。
それをも公開してこそ世間の信用をはじめて得られるというもの。
しかし、残念ながらこの要求にも答えてくれないでしょう。

というか、
失敗例ではなく成功例自体があるのかも疑問であります。
失敗例は営業上評判が落ちるので出せない、
しかし、成功例はまったくないので出したくても出せない、
これが実情ではないでしょうか。