第319回 料理評論家、フード・レストランジャーナリストの習性・実態 その29フードライターと有名シェフは忘年会三昧

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  • 2004年5月29日(土)
大阪の日本料理屋「本湖月」を検索していたら、
たまたまフードライター?の森脇慶子氏の料理店訪問記
「コレが食べたい」というものを発見しました。
この訪問記は既に終了しているようですが、
バックナンバーは今でも見ることが出来ます。
ちょっと見ていたら
我々一般客には唖然とすることが平然と書かれていました。

2000年暮れと3年以上前にさかのぼりますが、
彼女はその1週間の訪問記で、
有名シェフとの忘年会をあたかも自慢のごとく書いています。

ざっと挙げてみて、
「キハチ」主催の忘年会、
「ヒロ」こと山田宏巳シェフ主催の忘年会、
「ダノイ」の在庫一掃忘年会です。
いずれも、限られたメンバーに
店やシェフからのお誘いがあったようです。

「ダノイ」は会費が1万円と明記されていましたが、
あとの店はどうなのか。
しかし、こう店側と親しいということを
公にしてしまっていいのでしょうか。
彼女はジャーナリストと自称していない分、
脇が甘いのかもしれませんが、
シェフと親しい立場の人間が、
その店の宣伝ではなく公平な評価ができるとは思えません。
このような店側との密な付き合いが
日頃から行われているのでしょうが、
これではただの料理店スポークスマン。
彼女より露出が多く
より影響力があると思われる犬養裕美子氏や山本益博氏は
もっと料理人と親しくしているのでしょうね。

料理人ではなく、一般読者、一般客の声に耳を傾け、
一般人と親しいと公言する
フードライターはでてこないのでしょうか。