第278回 ワインの諸々 その18デイリーワイン
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- 2004年4月18日(日)
家での食事にどのようなワインを飲まれているのでしょうか。
お客様を招待してのイヴェント、夫婦の記念事の時などは
思い切ってよいワインを開けるかもしれませんが、
日頃私の頭を悩ませているのが、
日常の夕食でのアルコール補填の位置づけのワインです。
我家も勿論普通の家庭料理ですから、
揚げ物、煮物、炒め物などバラバラです。
洗浄を考えると、グラスも気安いものを使用していますし、
第一、毎日飲むものですから、
コストを一番に優先しなければなりません。
飲みだすと1本飲みきりたくなるタイプなので、
家ではほとんど赤ワインとなっています。
昔はボルドーの4級、5級くらいですと、
若いものなら千円、2千円以内であったのですが、
最近は格付けのないワインでも数千円はいってしまいます。
やはり、どんなに奮発しても、
千円台でおさめたいのがデイリーワイン。
よって、ボルドーの格付けなしのまったくの無名、
イタリアならシチリアかサルディーニャなどを
最近はネット販売でまとめて買っています。
チリやオーストラリアものも価格にあうものがあるようですが、
樽香の目立つものが多いようで好きになれません。
ネット販売で購入するわけは、
もはや店舗売りでは、
よほどの激安店(しかし状態が心配)でもないと
このような価格のワインは置いていないと考えるからです。
値ごろなワインを個人用のワインクーラーで少し低めに保管し、
食べる寸前で抜栓。
冷やし目のワインは、ワインのポテンシャルの低さをカバーし、
統一性のない家庭料理にはよく合うと考えます。