生粋の京都人関係の方からいただいたメール

ちょっと調子に乗りすぎたのでしょうか。

友里の関西オチョクリ、もとい、関西ウオッチに対し、以下のご指摘をいただきましたので、本日がその開示をさせていただきます。

原文をそのまま掲載するとご本人の特徴が出てしまう可能性がありますので、友里がちょっと文体を修正しることにします。

 

 

京都市在住で、主人は京都で何代も前から続く家系です。
貴殿の「京都人は濃い味が好きではないか」と書かれていた記事にちょっと違和感を覚え感想を言わせいただきます。

先ず、京料理は最近確かに濃い味になってきていると思います。昔はもっと薄味でしたが新幹線が開通し、東京からの客が増えるに従い、東京人に受ける味付けにしてきたようです。
昔馴染みの料亭の主人が「味が濃い方が受け入れられるので仕方なく最近は濃くしている」と言っていました。

店も利益を考えずに運営は出来ないので、客の顔色を見て味付けを変えるようにせざるを得なかったのだと思います。
京都の家庭料理、おばんざいはご飯のおかずですから決して会席料理のような薄味ではありません。しかし関東の料理に比べればかなり薄味ではありますが・・・

会席料理など料理屋は決して最初からご飯を出しません。それゆえ濃い味だと色々な料理が食べられないので出汁をきかせた薄味になります。そんな事はご存じだとは思いますが・・・

「はやし」の事をかなり絶賛されていますが、子供のころから親に連れられてしょっちゅう会席料理を食べていた主人によるとあの料理は純粋な京料理ではないそうです。
30~40年以上前の京料理を知っている私もそう思います。

京料理(特に京懐石)としての料理を出す流れの組み立て方も違うように思います。そして懐石料理では天ぷらは出さなかったかなと。

また貴殿が言われるように「はやし」は決して薄味ではないと思います。その中の1~2品は薄味の料理がありますが全体を通すと薄味ではないと思います。

それともう一つ「関西人は持ち込みに命をかけている」と言うのは貴殿の思い込みだと思います。
どういった層を対象としているのかわかりませんが、持ち込みに命などかけていません。

この返事の第一報は既に発信済みですが、時間がないので明日以降に開示させていただきます。