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2008年10月25日

安くはないが満席の食べ放題、バルバッコア クラシコ

週末の情報番組で知ったシュラスコの食べ放題店。TVでは青山店でしたが、選んだのは新丸ビル店の「クラシコ」であります。
しかしこの新丸ビル、地代がかなり高いのでしょう。内容がほとんど変わらないこのシュラスコ食べ放題、青山の「バルバッコア グリル」では4500円なのにここでは5800円。ワインもある飲み放題も3000円以内(飲めるワインが異なる3コースあり)も丸ビルに行くだけで4200円以内(2コース)に跳ね上がります。何種かのワインが入った飲み放題(4200円)にした我々は一人1万円コースとなってしまいました。
店内は普通のテーブル以外に10人まで座れる長テーブルが目立ちます。社内コンパや合コンなどの利用の為でしょう。
着席してシュラスコオーダーのルールがあることを知りました。コインのような物がテーブルに1枚置かれています。コインの表裏表示でシュラスコサービスのゴー・ストップが出来るとか。牛だけではなく豚、鶏、ラムまで部位の違いも入れて15種前後あるシュラスコ料理、次から次へと持ってきますので、時々コインをひっくり返して一息つくことをオススメします。
野菜好きな友里はまずはサラダバーに直行です。サラダだけではなく魚貝やハムなどを使った前菜は30種はあるでしょう。まともに味わったら、ここだけでお腹一杯になりますから注意が必要です。
そしてシュラスコ。リブアイは結構美味しい。ピッカーニャ(尻の部分)もまずまずながら、鶏、ソーセージ、ガーリックステーキは食べ放題店としてかろうじての許容レベル。豚肩肉と和牛ランプは塩が足りず、ハツは臭みがあってデカ過ぎです。クッピンはセブ牛のコブだそうですが、まるでコンビーフみたいなお味でありました。その他の肉も試した感想は、下手な和牛と称する物より海外産と思われる肉の方がマシ。ガーリック系を除いて肉の味付けはメリハリがないというか結構緩い。飲み放題の2時間制限を待たず、入店1時間半でお腹一杯となり店をでました。
食べ放題と言っても予算は一人1万円。CP良いビストロならこの予算でもっと満足する料理に出会うでしょうが、小学生以下は2100円と格安なので、家族連れ、若い人の合コン用には話のタネにオススメです。

普通の寿司だけどいつも満席、鮨 魯山

ファッションだけではなく地下のフードフロアも盛況な新宿伊勢丹店。友里もたまに立ち寄りますが、週末どころか平日でも困るのが昼の食事です。
入店客数に対してレストラン数が少なすぎるのか、レストランフロアはほとんどの店前に行列が出来ているのです。ちょっと出遅れると1時間近く待たなければなりません。比較的客が少ないのは、天麩羅、鰻、トンカツと昼から好んで食べるジャンルの店ではありません。
そんな盛況なレストラン街で、私は時間待ちしないで食べられる「裏技」を昨年見つけました。
その技が使えるのがこの「鮨 魯山 新宿店」。店前はいつも10名以上の行列が出来ていますが、これに並ばずに入ることが出来るのです。行列はテーブル席での「お決まり」でして、奥のカウンターを希望する客は並ばず直ぐ着席できます。「お任せ」や「お好み」なので高くなりますが、テーブル席の「お決まり」とはタネと握り手が違いますから仕方がありません。
昼の訪問だけですが、客層は年配客や常連が多い。デパートの上客に位置する人達のようです。
この店は「海鮮系」に属するからか、ツマミは握りタネ以外のものがでてくるので昼でもお酒がすすんでしまいます。鯛の酒盗にツブ貝串焼きなどはまずまずながら、カツオやアジ、赤貝など握りタネと被るものはそれなりの食後感。特にカツオはヅケのようで醤油が濃すぎでありました。
握りはどうかといいますと、「海鮮系」の特徴ですが酢飯はかなり緩い。コハダなど仕事したタネも街場の寿司屋と同レベル、赤身、中トロも近海物と聞きましたが、その良さが舌に伝わってこない。蟹味噌の握りが出てきてビックリしました。
支払額はちょっと飲んで食べると1万円代半ばとかなり高い。高額鮨屋に近い支払いでこの食後感に疑問の友里はネットで調べて納得しました。この店、本店は六本木にあるのですが、「築地 寿司清」の別ラインなのです。30店舗以上展開している海鮮系チェーンですから、街場寿司の食後感は当然であります。
伊勢丹へ行った際のランチ限定。間違ってもわざわざ夜にこの店のカウンターを目指してはいけません。夜に本格的に食べたら2万円近くになりそうですから、銀座の「ほかけ」など他の江戸前鮨へ行った方がはるかに満足するでしょう。

2008年10月18日

何回もリピートしてしまった回転スシ、活

知人から「美味しい回転寿司を知らないか」と尋ねられて私は返答に困りました。今まで3店訪問したことがあるのですが、再訪したいと思う店には出会えなかった。アークヒルズ、六本木ヒルズの回転寿司ではタネ自体に疑問を持ち途中退散。似非グルメ放送作家が自慢していた銀座の店(とっくに閉店)でもひどい目に遭った友里は、グラフ社の編集担当を介して回転寿司の第一人者、柳生九兵衛氏に助けを求めたのです。そして柳生氏から「東京一うまい回転寿司」として教えられた店が、この「回し寿司 活 目黒店」(アトレ目黒2)であります。
早速下見として訪問。昼時を過ぎておりましたが店内は満席で数人の行列にビックリ。定番メニューは一皿(2ヶ)105円から525円まで。「お新香握り」から「本まぐろ大トロ」までその数100種はあるでしょうか。
その他に「本日のおすすめ品」がホワイトボードに書かれております。ツマミ類もそこそこあり、お酒を飲んでの支払いは4000千円前後でありました。高額鮨屋とは一線を画する「海鮮寿司屋」の範疇なれど、今まで行った回転寿司と違って、質はさておき違和感あるタネは見当たりません。昔訪問した親店である美登利(銀座店)よりうまいと感じたほどでありました。
その後恵比寿のミシュラン掲載蕎麦店の帰りに立ち寄り、満を持して家族と訪問したのは日曜の19時過ぎでありました。覚悟はしていましたがここまで混んでいていいのだろうか。店外に出来た長い行列に並ぶこと1時間でやっと店内の待ち椅子に座れ、そこから30分でようやくグループ用のテーブル席に座れたのでした。土日はカップルもいますがほとんどが家族連れ。回転している握りを避けるため紙によるオーダーを主体にしましたが、生牡蠣はじめツマミに握りにビールとお酒を飲んでの支払いがなんと1万数千円。(4人です)酢飯が甘酸っぱい、本山葵でない、などケチなことを考えなければ、この支払いなら充分満足する「寿司タイム」でありました。江戸前鮨とは違った食べ物と割り切り、一人(お父さん)が犠牲になって1時間早く並ぶ戦略が必要ですが、悪くはない回転寿司屋と考えます。その後も4回目の訪問をしていることを最後に付け加えさせていただきます。

2008年10月11日

演出過剰だよ、プリマヴェーラ

若い時からほとんど行ったことがない軽井沢。家族の関係で行かねばならず、雑誌の特集からその夜のディナーにこの「オーベルジュ ド プリマヴェーラ」を選びました。
選んだ理由は小沼シェフが「レカン」出身だと知ったからです。過大評価の「エルミタージュ ドゥ タムラ」と違って前店がまともなところの注目したのです。
1997年にレストランをオープンしてから、わずか5年でメゾン(宴会場)、オーベルジュ(宿泊施設)と増殖して行った「プリマヴェーラ」、かなりの繁盛店だということがわかります。
訪問して驚いたのは、レストランホールは小さい(席間も狭く圧迫感あり)のに、駐車場含めた敷地がかなりデカイこと。料理よりバンケットに力を入れているとすぐに直感しました。
料理は7770円から1万2000円までの3コース制。予想通りアラカルトはありませ。我々は最初で最後と考え、スペシャリテ中心の1万2000円(肉などはプリフィクス)を選びました。
しかしこの店は非常に無駄な事に注力して固定費上げているのが気になりました。ホールスタッフに「研修生」と名札をつけた外人女性スタッフがいるのですが、彼女が一々料理をフランス語で説明するパフォーマンス、まったく必要ない。何言っているかさっぱりわからないからです。
まずはサーモンとガルグイユ。ブラスのスペシャリテと違って野菜の種類が少なすぎ。トリュフのフランもオマールとベースのフランが兼用でまったく凡庸。甘鯛の軽井沢風とはオレガノやタイムを使った紙包み焼きでした。自家製のハーブを使用しているので「軽井沢風」なのでしょうが、独創性を感じる物ではありません。オニオンが添えられた豚はマスタードソースでしたが、肝心の豚の旨みを感じなかったのが残念。
要は軽井沢の雰囲気で、地元産らしき食材を使用して調理しただけの「プリマヴェーラ」。この料理をそのまま東京で出したら通用しません。この地でしか通用しない軽井沢限定フレンチ、ワインは高くなかったですが、3名で数杯のグラスワインと1万円数千円の村名赤ワインを飲んで一人2万2000円強は、雰囲気代とフランス語の料理説明代が入っているとしてもこの食後感ではCP悪すぎです。

高いだけのダイニングモツ鍋、吾空

笄公園向かい、飲食店としては不毛な立地の「博多もつ鍋 吾空 西麻布店」。以前は焼き肉屋だったと記憶しておりますが、「もつ鍋」となってからは盛況です。
カウンターもあり一人客も可能なようですが、肝心の「もつ鍋」が2人前からしかオーダーできませんから、実質的には2名以上でないと難しい。人気店と聞いていたので、2週間前に予約を入れての訪問です。
店内は、普請は高くないですがいわゆる「ダイニング調」の内装。テーブル席以外にも掘り炬燵式の個室があり、我々は何の説明もなく個室へ案内されました。この個室、一人当たり800円のチャージをとりますから、事前に客に了解を取るべきではないか。女性スタッフはバイト然とした人で、料理の説明がまったく出来ず一々無線で確認しておりました。
まずは生ビールで乾杯。しかし800円にしてはあまりにグラスが小さすぎないか。強制的な突き出しは菜の花と湯葉。しょっぱくて味濃いだけでした。オリーブオイルで食べる「レバ刺し」(1580円)は、鮮度がイマイチなのかかなり生臭かった。「新鮮野菜のアンチョビソース」(1350円)はアンチョビとオイルのシンプルソースでまずまず。モヤシ炒め(750円)はモロにMSGを感じてしまいました。しかもこの食材とこの量では高すぎです。ウリの「吾空餃子」(780円)は数種のハーブを使用した秘伝の薬味とありますが、私には単なる柚胡椒とネギを和えた物にしか思えなかった。そしてこの店で一番高い「馬刺し」(5000円)の登場です。熊本直送とのことでしたが、価格の割にはまったく美味しくなかった。
そしてメインの「もつ鍋」へ移ります。1日20食限定の「炙りモツ鍋」(1980円)以外に味付けが異なる8種くらいの「モツ鍋」(1580円〜1980円)がありますが、どれも2人前からのオーダーですから、3名ではせいぜい2種しか頼めません。自慢の炙りモツは、肝心の「モツ」がかみ切れなくダメ。「塩モツ鍋」もモツが少なく味は普通でありました。
焼酎をボトルで頼み飲み足らずグラスで追加しての一人当たりの支払いが1万2000円は、この食後感では納得いきません。料理の質を追求しない単なるダイニングもつ鍋、もっと安いもつ鍋屋で代替は可能です。

2008年10月04日

あの店は今・・・、アッカ

皿出しが遅く、役に立たないシェフの母親が店内をウロウロするなどサービスに難はあっても料理は美味しいと思っていた広尾の「アッカ」。年末に講談社から出版する本で、友里のオススメ店に載せようかと久々に再訪して悪い方への変化を確認、すぐさま掲載を断念したのでした。
サービスの悪さはそのままに、肝心の料理が改悪されております。以前は9000円前後のプリフィクスコースで選択肢があったのですが、いつの間にかお任せのコース1本。しかもアミューズから肉料理まで8皿と多皿です。
まずは冷えたスプーンに温かいフォアグラとマンゴのシャーベットの一口アミューズ。冷と温を同時に味わうこのサプライズ料理、もう普及しすぎで面白味に欠けます。つづくリコッタチーズを使ったフルーツと野菜のサラダ仕立ても美味しくはなく、ただのアイデア倒れ。殻付きのトリガイはわずか1ヶであっという間に胃袋へ。シンプルなトマトソースのスパゲッティはまずまずながら、鮑のリゾットは肝心の肝ソースが緩く凡庸です。続くは鮎のパッパルデッレ。おいおい、リゾットいれてパスタの3連発ではないか。単なる皿数稼ぎで、あまりに工夫というか能がなさ過ぎる構成であります。そして次に出た料理には唖然。何とタラバガニの足が1本皿に鎮座してきたのです。これがイタリア料理なのか。〆の鴨のローストもどうってことない調理と質でありました。
昔はもっと郷土色を感じる手の混んだ料理が出ていたはず。予約困難な人気店「アロマフレスカ」のコース(価格設定も同じ)を真似たような多皿構成と軽めの味わいにしていますが、完成度は足下にも及びません。
私は声を大にして言いたい。料理を変える前に、サービスを改善しろ。男性一人ではこのホールのサービスは無理。食前酒はじめワインサービスがまったく疎かになっています。皿出しも相変わらず遅すぎるし、ウロウロしているシェフの母親は客の注文やサービス要求をほとんど受け付けません。ワインや水がなくてイライラしている客を横目に平気でホールを縦断している母親にただただ呆れるばかりであります。
料理ダメ、サービス相変わらずダメで、訪問する価値がなくなってしまった昔の有名イタリアンでありました。

ビストロにしては定番が少ない、デリス本郷

肉好きで大食いな仲間と久々にビストロでドカンと食べたいと訪問した本郷三丁目駅前の「オ・デリス・ド・本郷」。都内のビストロを色々検討し、「ぐるなび」のメニューで豊富なビストロ料理を確認して予約しようと電話をしてこの店の使い勝手の悪さに驚いたのです。
元「タイユバン ロブション」に居たシェフが厨房に詰めるこのフランス料理店、ビストロ料理は1階でしか提供しないのにその肝心の1階は予約が出来ないというのです。しかも休みは不定休だというのです。当日行ったら休みだった、となる可能性があるのですから、予定が立てられないではないか。よく聞いたら、当日なら10分前には予約できるとの事でしたが、直前に予約できたって意味がない。数日前になったら営業するか判明するというので、3日前に訪問を最終決定しました。
カフェのような軽い内装はちょっと拍子抜け。しかし女性を主体にその夜は満席です。座ってメニューを貰い説明を受けて唖然。ネットで確認し楽しみにしていた「リエット」、「シュークルート」がないと言うではありませんか。代表的なビストロ料理が最初から欠品であります。その他メニューを読み込むと、タルタルステーキ、牛ロース、クネルといった代表的なビストロ料理も見当たりません。こんな品揃えで「ビストロ」の看板を上げるとはよい度胸しています。気を取り直して頼んだ料理は、まずは魚のサラダ(1100円)。悪くはないがニース風の方が好みです。白金豚のソーセージ(750円)は本数が少ないけどまずまず。ツブ貝ソテー(1600円)も悪くはなかったが、マカロニグラタン(1800円)は変わった酸味を感じ、オニグラ(1300円)、仔羊クスクス(1800円)、鴨コンフィ(1900円)は特筆するものではありませんでした。悪くはないけどコテコのビストロ料理としてはちょっと物足りないのです。
3名でビールと安いワインを2本飲んでの支払いが一人1万円チョイ。ご近所ならシュークルートがあることを確認しての再訪も考えますが、使い勝手を考えるとわざわざ行く必要がある店とは思えません。本場のパリではビストロが人気だとか。2階もビストロに解放して、ビストロメニューを充実させることをロブション出身のシェフに提案します。